こんにちは、億人です。
約3週間にわたる東南アジア編を終えて、ここから一気にヨーロッパへと向かいました。(他の世界一周記事はこちらで見れます。)
シンガポールから中継地のドイツへ。今回はトランジットで立ち寄ったドイツのミュンヘンや、デンマークのコペンハーゲンにも数日ずつ滞在して、現地の生活や経済、文化の状況を学びました。
やっぱりほんの数日いるだけでも、たくさんの五感情報が入ってくるので、今までとは全然違った世界が見えるようになってきます。この五感情報を取り入れるっていうのがめちゃ大事で、ニュースとか見ても、まったく違った感覚で物事が見えるようになる。これちょっと言葉では伝えづらいんですが、明らかに変化します。
さて今までヨーロッパはイギリス、スペイン、ギリシャしか行ったことがなかったのですが、今回で10カ国くらい周ります。
まずドイツのミュンヘンで驚いたのは広場や教会の多さですね。
こういういい感じの歩道があって、歩行者専用です。
日曜日なのでお店は全然空いてなくて、レストランだけ開いてました。
これはミュンヘンの市庁舎。
ここも広場がめちゃくちゃ広いです。
普通に3000〜5000人くらいは集まれる感じでした。
これがGoogleマップみてフラッと入った教会。
いや、壁とか天井が見事なんですけど。
イタリアとかバチカンの教会は装飾すごいんやろなー。って思ってたけど、まさかドイツとか他のキリスト教圏でもこんなにすげーんや。と。さっそく盲点でしたし、勉強になりましたね。
彫刻もすごい。こんなのが至るところにあります。
宗派の違いはあれど、たくさんの教会があり、それがまた見事。
じつはミュンヘンは、あの悪名高きヒトラーがミュンヘン一揆をしたり、それが失敗して捕まったり、捕まっている間に「我が闘争」を書いて、それを新婚夫婦に役場で無料配布したりしながら、その危険思想を蔓延させていった「始まりの地」でもあります。(ヒトラーが行ったホロコーストについてはこちらの記事で解説しています)
他にも安いラジオを売りまくって、それがナチスの政治的なメッセージしか聴けない。とか、映画作ったり、「ユダヤが悪い」とシンプルなメッセージを繰り返したり。様々な洗脳手法を駆使して大衆を煽動していきました。
とはいえ、今考えると「ユダヤ絶滅」とかって、あからさま極悪なメッセージじゃないですか。それを、なんでそんなことに普及することが可能だったのかなー?とか疑問に思っていたんですが、ドイツはじめヨーロッパって日本と違って広場がたくさんあるし、広いんですよね。
こことか。
道も広いし
ビール飲める酒場もたくさん。
ここも広いですね。
ドイツではとにかく至るところで人が集まっているし、話している。
ナチスは夕方になると爆音で自分たちの思想啓蒙をするメッセージを流していた、んですが、労働が終わったあとの労働者たちが集まっているところに、そうした政治的メッセージを繰り返し繰り返し伝えていって、思想を浸透させていったんだなあ。と。
もちろん他にも映画「永遠のユダヤ人」などでユダヤ人批判を徹底したとか、方向性を決定づけるいろいろな要素はありますが、地理的な町の構造による浸透もあったはずです。
日本って集会とかデモとか全然ないじゃないですか。でも、ヨーロッパを中心に西欧社会ではそうした活動が至るところで見られる。それはドイツやイタリア、あらゆるところで広場があって、社交の場として使われてきたそうです。そういうところで活発に議論されていくと思想が深まったりしていくわけです。
ちなみにイギリスでコーヒーハウスっていう喫茶店がたくさん広まったことで、株や保険が広まった。と言われています。さまざまな文化人とかビジネスマンが集まることで、情報交換がなされるからですね。
日本にい続けるとなかなか分からないこととかってあります。文化的、地理的背景とかってやっぱり現地行ってみると見えることあるよな。って感じます。
さてさて、そうこう言っているうちに、億人ファミリーには緊急事態が起きました。
シンガポールからドイツに向かっている時から、娘が鼻水たくさん出ていました。大丈夫かなーと思ってたんですが
ドイツ初日の夜に発熱。39度以上の発熱をしたのと、夜になって咳も出てきたため、奥さんの判断で即病院に行くことに。こういう時の女性の判断力、直感力は男性にはないものがあるので、いつも信頼して任せています。
まさかドイツで病院に行くとは思っていなかったのですが、ホテルのスタッフにおすすめの病院を聞いて、タクシーで移動。
最初に行った病院も、2時間ほど待たされましたが診療を受けると、「小児科がある専門の病院で聞いた方がいい」と言われる。いやいや、ここじゃないんかよ。。。と思ったのが夜の21時ごろ。
フライトで移動してきた+朝からずっと移動していて体はフラフラでしたが、そんなことより娘は高熱とせきで眠ることもできず、また鼻水で呼吸すらままならない状態。
結局、2つ目の病院でも5時間ほど待ち、朝2時に処方箋を出してもらいました。最初の病院に行ったのが19時過ぎなので、7時間くらいかかりました。
ドイツなのでドイツ語がメインなのですが、当然まったく分からないので、もうそこは気合いです。「English OK?」って聞いて、Google翻訳をめちゃくちゃ使いながら、現地の医者に病状を説明して、なんとかかんとか診察をしてもらいました。
途中で専門用語が意味わからなさすぎてブチギレられましたwww 真顔でブチギレられるのとか久しぶりすぎて新鮮でした。医者も大量の患者がいて休みなかったのと、こっちが理解しなさすぎてイライラしたっぽいですが、そんなんで諦められません。そこは適当に流して、なんとか診察してもらいました。
診断の結果、1歳の娘は軽度の肺炎になりかけている、ということでした。
うわあ、娘大丈夫かな?世界一周旅行してる時に、、、申し訳ない。とかいろいろ考えましたが、なってしまったものは仕方がない。もし今後も旅が続けられるなら、体調に配慮しながら旅をしよう。と心に誓いました。
シンガポール→ドイツの長旅と、ドイツが思っていたよりも寒かったので、体調を崩したみたいでした。ミュンヘン着いた瞬間から霧がでていて、寒かったんですよね。
翌朝、ドイツのホテル近くの薬局に朝から行きました。昨日フラフラになりながらもらった処方箋でうけとった薬は、3つで5000円ほど。そこは物価高を感じなかったですね。
朝と昼に薬を飲ませて、
また昼過ぎに病院へ。
医者の話によると、本当に軽度なので、薬を飲めば大丈夫。でももし、症状がひどくなるようであれば、次の国であるイタリアで迷わず診療を受けるように。とのことでした。
医者のGoサインが出たので、旅は続行しました。
診察は全部で3回。金額はトータル400ユーロほど。6〜7万円くらいでした。日本よりは全然高い。あと、とにかく遅かった。
日本と違って保険がきくわけでもないので、割高感はありました。でも、娘の命を守れるのであれば金に糸目はつけません。とはいえ、最終的に旅行の保険で返ってくるはずです。
日本の国民皆保険制度って改めて、偉大だな。って感じました。
日本では医療費の増大が税負担になって税金たけーたけーと問題となっていますけど、それでもやっぱり日本の社会制度自体は優しさをベースに作られていて、世界でも進んでいるな。と思いました。個人的には日本人、薬飲み過ぎとは思いますが。苦笑
さて、ここまで読んでどう感じましたか?
やっぱり子どもを連れての海外旅行なんて無謀だ!娘になんかあったら、どう責任をとるつもりだったんだ?
などと考えるでしょうか?
確かにそれも一理あると思いますが、僕と妻はこのあたりのリスクはちゃんと考えながら行動していました。それでも、病気になってしまったのです。
それについては、今後休みをとりながら無理なく旅を続けること。そして、何かあればすぐに帰国や旅の中断をすることも覚悟をしていました。
旅も人生もビジネスも、生きていれば何度でも復活できます。でも、命を失ってしまえば全てそこでおしまい。THE ENDです。
当然子どもを連れての海外旅行の方が、一人旅よりも難易度は上がりますし、移動も大変。健康管理や安全面の管理もあります。
スリにあったとしても、子供がいるので、ほったらかしにして追いかけるわけにはいきません。こうした犯罪に巻き込まれた時も、反撃するには条件が悪すぎるのです。
金額的にも一人旅よりは跳ね上がるし、身内からの「危ないよ」「早すぎる」という批判もある。
でも、そういう人は、基本的に全員、家族で旅行とかしていないです。
僕や妻ほどに、考え抜いていない人です。やはり、当事者になると何事も真剣に考え抜くのです。
税金が上がり続け、経済停滞をし続けている日本。
本当にここで子どもを育てることが正しいことなのか?
それともどこか、世界にはもっと安全で子育てしやすい国があるんじゃないか?
様々なことを、親になったことで初めて考えるようになりました。
自分も若い時は、自分の幸福追求、自分の楽しさ、心地よさだけを追求していました。でも子どもを持って、未来の社会とか住みやすい世界ってなんや?っていうのを本当に、ごくごく自然に考えだすようになりました。
あと日本には”子育ては罰ゲーム”とかSNSで愚痴っている人がいるみたいですが、とんでもない。
心と財布の余裕をなくして、子供といることの素晴らしさを正面から見つめられていないだけです。
僕も普段日本にいる時は子育てを奥さんに任せがちですが、それでも時間を作って子どもたちと過ごすようにしています。
人間ひとりひとりが育っていくのに、どれだけの時間と愛情を受けてきたのか、日々実感しています。特に世界一周をしていると、子どもの1日1日の成長がすごくて、一緒にいられる時間を作ってよかったな。と感じました。
長男は電車が好きなんですが、ベルギーのブリュッセルで路面電車が見える部屋に泊まった時に うわぁ路面電車だー!と目を輝かせているのを見て、これだけで旅をして良かったと感じました。
子どもの純粋な好きなものを見る時の目の輝き。これ以上に美しいものは、ない。世界のどんな絶景にも勝るとも劣らない美しさが、目の前にある。
このことを親になったことで、子どもに教えてもらいました。
繰り返しますが、子育ては罰ゲームなどでは、断じてないです。
子供が生まれて成長を見せてくれているだけで、それを親というだけで間近で見ることができる。たったそれだけのことが、何よりも尊いのです。
僕は子育て真っ最中にこのことに気づけて、本当によかったな。と思います。
そしてそれは、お金と時間にある程度余裕がある状態で、家族との時間を作り出し、海外での生活をとおして子どもとの時間を積み重ねたからであると感じています。
もっと、子ども持つか悩んでいる人が持てるような社会や状況になったらいいと思うし(そのためには所得を増やすことが必要。所得と出生率には相関関係があるから)、子供がいる人は豊かな時間が増えるようにしていけたらいいな。と思っています。そのためにビジネスを教えている。という。
まあこんな感じで僕は、一生、思考をしています。自分を取り巻く全てのことに対して。この思考回数が自分の強みだな。って思いますね。
もともと25歳までダメな営業マンだったわけで、天才肌ではないので、自分がビジネスをする前も、してからも、こうやって1つずつのことに徹底的に向き合って情報収集して、思考を繰り返して成長をしてきた。結果、自分だけの独自進化をした。っていうのが強みです。
こういう人生論は無限にできるので、もっと話聞きたいなー。とかって人は、zoomでもしましょう。他のブログでも色々書いていますが、刺激になると思います。メルマガへの返信で「zoomしたいです」、って言ってもらえると返信しますので。その時に、日程を2、3個くらい送ってもらえれば嬉しいです。
人生本気で変えたいな。なんかキッカケないかな。今よりも人生の熱量上げたい。なんかくすぶってる。みたいな人には超刺激になると思います。特にお金稼げてきたけど、何していいか分からん。みたいな人への道しるべはいろいろ提示できるかと。仕事だけ人間になって燃え尽きる前に。
社会が1ミリでも良くなるために、自分の持っている知識、知恵、経験などを一人でも多くの方にお伝えしていきたいな。と思っています。
押し売りもしませんし、話す前は「怖い人かと思ってました…。」とか「緊張しました。」とか言われますが、実際話すと「物腰柔らかくて話しやすかったです。」とか、言われることがほとんどです。気軽に連絡してもらえると。お待ちしてます。
さて、移住に話を戻します。
移住?どこがいいの?でも、分からん。判断基準がない。判断材料がない。
だったら判断材料を取りに行くしかない。やり方は?世界一周でもするか。
その結果、日本が一番いい。っていうなら、それも受け入れられる。
そう思って、全てのリスクも批判も受け止める覚悟で、世界一周に行きました。
結果として、世界一周をやって良かったと思っています。
ドイツやベルギーやチェコなどノーマークだった国がとても素晴らしい国だと分かったし、マレーシアも他文化で他の民族に対していい意味で無関心、ウェルカムであるということも分かった。
一方で日本の素晴らしさもとてもよく分かりました。子どもを連れていても犯罪にあうことは、まあない。安全。そして食事の文化の豊かさ。他者との違いを認める多様性の分化。言葉による表現が豊かで、マーケティングが世界で一番くらい発展している。などなど。
挙げだしたらキリがないほどに、日本のことを深く理解できるようになりました。そして、日本のことも好きになりました。
そして結果、
教育水準や安全面、子どもの第一言語の習得とかの観点でいくと、日本で育てるのが一番。
一方で、地震大国日本では南海トラフ地震や首都直下型地震がここ数十年でほぼ100%の確率で起きるので、それを避けるのであれば海外移住。
というのが、今のところの僕の結論です。
今回で16カ国行きまして、これまでに30くらいの国と地域に行ってきましたが、海外で、日本ほど条件の整った街を探すのは至難の業でした。
日本人バイアスも全然あると思いますが。
まああと少し考えて、決定したいなと思っています。移住するにしても、結局、時間がかかりすぎたり、どこがいいか分からない問題もあるので、ノリで決めるかも。調べたらマレーシアは1年くらい時間がかかるぽいので、優先順位下がってきました。
芦田愛菜さんがあるインタビューで、「人生で大きな決定をするときは、あとで振り返った時にあれだけ考えて考えて、そのことをすごくたくさん考えた末にこれを選択したんだからあれだけ考えた自分がいるんだから仕方ないよねって少しは思えるようになにかたくさんこのことについて考え抜くっていうのを大事にしようと思ってます」って言ってたんですが、まさにそうだなって思っています。
結局、100点の正解の選択肢なんかなくて、それに一番近かったり、自分の状況にとって一番に近いであろう選択っていうのを、できるかぎり情報収集しながら選択していく。っていうことしかできない。という。
その結果行動するもしないも自分自身ですし、あとの結果は結局、自分自身で自己責任として受け取るしかないので、じゃあそれを納得できるかどうか?自分が100%の納得をもってかぶれるのか?そこまでの思考を自分でやったのか?が人生の満足度を高めるために、めちゃ重要です。
日本の都市部に住んでいる人は、正直、地震のリスクを過小評価しすぎている感じがします。これは昔から日本が地震大国であるっていうことで、かなり感覚マヒってるんだと思いますが。
みんな大丈夫と思っているから大丈夫。っていう集団心理でしかないと思っていて、僕はこれは大変危険な思考状態だと思っています。
大丈夫じゃないものは大丈夫じゃないし、危険なものは危険です。
今のところ僕自身は地震によって家族を失うかもしれないリスクを負ってでも日本に住み続けたい。という覚悟は出来上がっていないんですよね。今後、受け入れるかもしれませんが。
ここのリスクが日本はちょっと諸外国に比べて大きすぎるな。っていうのが、世界行って感じたことです。
古代都市ローマとかはめちゃくちゃ古い歴史的建造物がたくさんありますが、これは地震によって建物が劣化しない。っていうのもあります。日本は木造作りで地震が来たら倒れる。また作る。っていうのを繰り返してきています。
少数派の方が、多数派意見よりも正しいことがある。っていうのは、本当にそうで、僕は少数派であれ、自分が正しいな。って思ったことは信念曲げずにやった方が後悔ない。って思っています。
あ、これは何でもかんでも少数派になれ。って話ではないです。少数派こそが偉いんじゃ!っていう話をしたいわけでもなく。
そもそもが間違えているから少数派。っていう意見も少なからずあります。そういうのを「差別だー」とか言って無理矢理に通そうとすると、世の中がおかしくなったりします。
自分が自らの脚で情報をとって考え抜いて、信じると決めた道を進んだ方が、人生トータルでの後悔なくなりますよ。という話です。
僕が起業した時も、まわりの風当たりはめちゃくちゃすごくて、親とかも大反対。会社の人間も採用コストを回収するために必死に営業成績ゼロの僕を引き止めたりしていましたが笑、最終的に自分のことを誰よりも知っているのって、自分なんですよね。
もちろん情報収集などは徹底的にやるんですが、最後に決めるのは自分で、それに伴った結果はやっぱり、全部自分の責任です。
親は自分より先に死ぬし、お金を稼いだら何も言ってこない。会社を辞めたらそれ以降、上司からは一切の連絡はありません。そんなもんです。
2017年に仮想通貨(今は暗号資産)に投資し始めたときも、親からは「ついに詐欺始めたんか?」と冗談混じりに言われました。結局親も僕の紹介した仮想通貨買って、かなーり儲かって、その後は文句言ってたこと忘れて、毎日のようにチャート見てるみたいです。
親含めて、自分以外の人間ってそんなもんです。いざ自分の中で本当に決めてしまえば、他の人に主導権を取られることはないです。「こいつ腹くくってるわ。どうしようもねー」ってなって終わりです。
もしあの時、他の人の意見になびいて、起業していなかったら、投資していなかったら、絶対に今の自分はいなかったと断言できます。そして、絶対に今よりも後悔している人生だったな。と思うのです。
他人に人生を決めさせるのは簡単だし、楽です。でも後々振り返った時に、その選択肢を与えた人間に対して恨めしく思ったり、自分には人生を変える力はないんだ。と思うようになり、人生の主導権を取り戻すのに、また時間がかかってしまいます。
世界一周に関しても、周りの人の意見は参考までに聞くけど、もとより海外旅行している人は少ないと予想してたので、反対意見の方が多くなることは分かっていたわけで、最終的には自分で決めるしかないわけです。
反対意見の懸念点をぬぐい去ることさえできれば、やっちゃっていいわけです。そういう意味で反対意見を言ってくれる人、別角度の視点をくれる人というのは排除してはいけないし、むしろいてくれることには感謝です。
興味がないと批判もしてくれないですからね。かと言って、批判を真に受けるのも違う。
多角的に情報をとって、最終的な判断は自分で決める。これが大事。ってことですね。
僕はよくも悪くも、自分で納得したことしかやらないので、それまでにめちゃくちゃ情報収集して、賛成意見も反対意見もひっくるめたうえで納得したことを自分で選択してやる。ということを徹底しています。結局それが一番、人としての馬力も出るし、粘り強さも出てくるので強いんですよね。
これでダメならしゃーないやん。っていうレベルで考え抜きます。それが成長になるし、行動力の源泉になる。
日本も少子高齢化、増税増税、実質の手取りが少なくなる。ってことで全体的には暗ーい雰囲気が漂っていますけど、極論、その環境にいると決めているのも自分なわけで。
だからこの環境にいるなら、少しでも自分で手取りを増やすための努力、つまり副業とかビジネスっていうのをやっていく他ないわけですね。
まあ逆にいうと問題だらけなのでチャンスもたくさんある。ということです。問題意識があったり、ピンチじゃないと人って動かないですからね。
こういう考え方から、うちの家訓として、やらぬ後悔よりやる後悔。っていうのがあります。
世界一周して娘が病気になってしまったことは後悔していますが、世界一周したこと自体に後悔はありません。むしろめちゃくちゃ経験が積めて人生最高の時間でした。
話は戻りまして、ドイツっていうのはナチスが支配していた時期があります。
ホロコーストによって大量のユダヤ人が虐○されてしまいました。その数、600万とも言われています。
そしてその中には強制収容所で医師たちによる非人道的な人体実験をされた人々も多数います。
それによって、ドイツの医療は進歩した、と言われています。すごい皮肉です。
たまたまではありますが、娘はドイツで体調を崩し、ドイツの医療に助けられました。
もちろん現在の医療を志す現地の医師たちには、大変助けられましたし、良い方ばかりでした。
その礎になる部分が戦時中の、人類の負の遺産によって築かれた。というのは、とても考えさせられるものがありました。
もちろん戦争自体は一切肯定されるものではありません。ですが、戦争によってさまざまな科学技術が発展してきたというのも事実です。
娘の病気という一件からも、こうして世界が繋がっていること。脈々と歴史の影響を受けているということを実感しました。
ドイツでは病院にいることが多く、なかなか観光などはできませんでしたので、また行きたいな。と思っています。
まず病院のスタッフや、ホテルのスタッフがとてもいい人でした。朝6時に飛行機が到着し、その後8時にホテルに着いたら満室でしたが、チェックアウトしたばかりの部屋を「My Pleasure(喜んで)」「子供がいるので、お気持ちとても分かります」と言って、わずか15分でベッドメイキングしてくれて部屋に案内してくれました。
こういうスピード感ある顧客体験は、やっぱりシンプルに感動しますし嬉しいもんですよね。もっとのっそりしているのがヨーロッパというか白人かなと思っていたので、嬉しいサプライズでした。ホスピタリティに富んだ素晴らしい人に助けられた土地でした。
ミュンヘンではオクトーバーフェスや世界で最も綺麗な城と言われているノイシュヴァンシュタイン城 もあり、大変良いところだったので、また行きます。
他の世界一周記事はこちらで見れます。
【追伸】
結局、日本で生活することとしました。この記事ではいろいろと自分の持論を展開していましたが、あえてそのままにして、なぜ考えを変えたのか?話したいと思います。
いくつか理由はあるのですが、子供を日本語圏で、日本の文化のなかで育てることの重要性といいますか。
結局そこだな。と感じました。
海外で確かに身の安全を考えながら生活するのも大事なのですが、じゃあ逆になぜ、今この国がさまざまな危機的状況のなかでほとんどの人間が日本にいるのか?
それは、日本人である。ということに誇りを持っているからである。そう考えます。
僕も当然、日本に生まれ、日本という国が大好きです。
世界一周をして、さらにその気持ちは増しました。いや、見える世界が180度変わったと言っても過言ではないくらい、日本のことが本当に素晴らしい国だと思えるようになりました。
勤勉で真面目、よく働いて他人を思いやる。この日本人なら当たり前の感覚が、世界にはありません。
水が綺麗で食料と食文化が豊富であり、温泉も娯楽も、昔ながらの伝統文化もたくさんある。
集団の輪を重んじ、自分よりも他人を優先することで日本人全体での繁栄を、これまでの日本人は求めてきました。
そんな日本が、大好きです。
日本にもたくさんの観光資源があって、長野や北海道などは子どもの頃からよく旅行をしてきました。
そういう日本の素晴らしさを子どもたちにもちゃんと伝えたいし、見せたい。そう思って居ます。
結局、日本に住まない理由を、どれだけネガティブな理由を深掘ったところで、日本にいたい。という気持ちに嘘はつけませんでした。
もちろん海外旅行などをして、今後も視察は続けていきますが、日本を良くすることに全身全霊を尽くしていきたい。そう思います。
第一言語である日本語は、世界でもっとも複雑と言われますが、その分、表現が非常に細かく豊かです。
シンプルさがゆえに普及した英語では決して表現できない部分まで理解できる。これは日本人の強さであり、魅力であります。
子どもたちにもしっかりと第一言語である日本語を教育して、また日本人のためのビジネスを今後もやっていき、豊かになる人が増えていく。そんなビジネスをやっていきます。
散々迷いましたが、もう、迷いません。
そして、ずっと日本のために働き続けます。