AIから精度の高い回答を出すためのパーソナライズ設定

今回は僕がAIを使っていて、1日16時間とか使ってるんですけど、
その中で事前に設定しているもの(パーソナライズ)をどんどん話していきます。

なんかChatGPTって、ぼんやりしてたり忖度してくるよな…と思ってる人こそ、
この記事を読んでほしいし設定をしてほしいなと思います。

実際、僕の周りにも無料プランを使って、
ぼんやりしたことしか言ってこないなぁって言ってる人が何人もいたんですけど、
「この方法をやるようになってから、めっちゃ精度の高い文章を変えてくるようになった」
という感謝の声をたくさんいただいています。すごい使えると思います。

じゃあ早速話していきます。

生成AIの有効な活用方法:高度な運用設計とカスタマイズ術

生成AIは「上手いプロンプト」よりも、運用設計で成果が決まる。

AIを使っててなんかちょっと使いづらいなって感じるのは
主にこの辺↓ですね。

  • 標準設定のAIは忖度しがちで、都合の良い回答に寄る
  • チャットが長期化すると挙動が乱れ、体感として精度が落ちる
  • 便利になるほど、判断をAIに渡してしまい責任が空洞化する
  • 出力の良し悪しが測れないと、改善が回らず雰囲気運用になる

忖度・長期劣化・判断事故・迷い──この4つの失敗パターンを、
入力→運用→役割→検証のレイヤーで潰すのが、再現性の高い勝ち筋です。

なぜ「使い方」ではなく「運用設計」なのか

YouTubeとかで出てくるプロンプトの優秀なやつ!
みたいなのは正直あまり意味がないですね。

どんどんAIの中の推論モデル(脳みその部分)とかも上がっていくんで、
その辺は勝手に改善されていくんですよね、人間が工夫することはそっちじゃない。

プロンプトがしょぼくても
いい答え出してくれるようになっていくんです。

プロンプトじゃなくて、こっちのことをちゃんと教えてあげる
っていうのがめっちゃ大事ですね。要するに現在地。

これをコンテキスト(文脈)と言います。

営業でも恋愛でも何でもそうやと思うんですけど、
相手のことをちゃんと理解してるからこそ、いい提案ができるわけじゃないですか。

例えば、あなたが高級ベッドの販売をしていて、
相手の人が今使っているベッドがすごく柔らかいマットで腰が痛くなってる、みたいな話を聞いたら、
「じゃあ硬いマットでこういうのはいかがですか?」って提案ができますよね。

相手の文脈を理解しているってことが重要。
つまり、コンテキストを理解しているって状態なんですね。

的を得た回答っていうのは、相手の状況を知ることから出てくるわけです。
AIも一緒で、こっちが欲しい情報はこっちのコンテキスト、状況をAIが知ってるから言えるんですよね。

なのでこちらはどんな人間でどういう回答を求めているのか、というのを言ってあげる。

全体像:AI活用は「4レイヤー」で考える

具体的にはこんな感じで4つの設計があります。

レイヤー 目的 最小実装(MVP)
① 入力設計(Context) 出力の方向を固定(忖度を矯正) パーソナライズ設定+毎回プロンプトの型
② 運用設計(Ops) 長期運用で劣化させない 要約→新チャット移行ルール
③ 役割設計(Governance) 判断事故を防ぐ(責任の空洞化を防止) AI=生成/列挙、人間=採否/責任
④ 検証設計(Evaluation) 良し悪しを測り、迷いを消す 5項目チェック+2〜3サイクル凍結

今はぼんやりと4つあるんやなってことだけ覚えといてください。

で、今から1つずつ順番に話していくんで、それを設定していけばOKです。

 

ちゃんと設定したら次読む。
ちゃんと設定したらまたその次を読む。

みたいな感じで使っててもらえればなと。

レイヤー①:入力設計(Context)— 忖度AIを矯正して「軸」を固定する

ChatGPT、Gemini、Claudなど、あらゆるAIは
パーソナライズ設定っていうのが設定画面からできるんですね。

ここに僕、結構AIの相談を受けるんですけど、
パーソナライズ設定せずにただペチャペチャ喋ってるだけの人がめっちゃ多いんですね、まだ。

だからこそ、ここちゃんと設定しておくと
結構精度高いのを出してくれますね。

パーソナライズ設定に入れるべきこと

僕は全部共通して同じようなパーソナライズ設定を入れているんですけど、
この中で重要な考え方っていうのが、
めっちゃ優秀な部下やったらどんな人なのかっていうのをまず考えるんですね。

自分が社長で、優秀な部下やったら社長には判断だけを仰ぐ、
そのための必要なA案、B案を持ってくる。
その根拠は何か、自分としてはどっちしたいか、を言ってくるよな、
っていう前提で、こういうのを作っていくんですね。

基本、仕事ベースで使うって考えて、A案、B案を持っておいで
っていうよ設定をするのが、このパーソナライズ設定の大枠ですね。

以下が、僕が実際に入れていることです。

  • 目的:何を達成したいか
  • AIの立場:例:軍師として、○○アドバイザーとして
  • 優先順位:何を最優先で守るか(例:再現性>速さ)
  • 禁止事項
    • 全肯定禁止
    • 根拠なし断定禁止
    • 事実と推論を混ぜない
  • 出力フォーマット:例:A案/B案/推奨はどちらか?/次の一手(YES/NO)
  • 弱点の申告:例「作業は苦手。極力減らし、仕組み化・外注前提で」
  • 自分の性格や強みの情報:めちゃくちゃ重要。これ入れてるか入れてないかで全然出力変わってくる。僕は例えば事業の戦略設計するのは得意だけど細かな実務は得意じゃないとか、そういうの入れてますね。だから実務は誰かに触れるような設計でっていうのを事前に入れてたりとか。

他に入れてるのは、じつは僕はADHDとかHSPとかASDとかいろんな特徴を持ってます。
初めて読んで結構勇気いるんですけど、まぁ実際そうなんでしゃあないですね。

完璧な人間と思ってくれてる方も多いみたいですけど、僕は全然そんなことないですね。笑

で、そういう自分の一般的に見た弱みと思われる部分も
先にちゃんと伝えておくっていうのが大事。

自分なんで、それは何か偽ろうとかそういうのもないし、
まずはちゃんときちんと受け入れることが大事ですね。

自分という人間の文脈の一つなんで、そこを自分がちゃんと理解してあげないと、
ちゃんと現在地をAIにも伝えられへんし、事業作っていくにあたっても、
自分の性質を無視した自分にとってできないビジネスとかでやった時に
変な努力してドツボハマったりとかするんで、それはあんまり意味ないですね。

ADHDとかは別に弱みではなくて、自分の特徴なんで、(経営者はADHDの人、とても多いです)
それをうまく使うビジネスを考えてくれ!って言っておけば
いい感じに変換してくれるんで、ちゃんと入れといた方がいいですね。

結局、その、何だろうな、全ての資質っていうのは、解釈次第で、事実と解釈って全てにあるんですよね。自分はこんな特徴がある、こういうことに不快感を感じる人間だ、こういうことが得意に感じる人間だ、どこまでも没頭できる人間だ、そういう特徴、つまり事実に対して、それを、うわ、付いてないな、っていう解釈するのか、この特徴があるから、これを活かせる文脈を作れば、めちゃめちゃ成功するやん、って解釈するか、そのどっちかだけなんですよね。

自分の特徴を生かそう!めちゃめちゃついてるって思うのは、この瞬間にできます。

だからまずは、いろんなことをAIと壁打ちしながら、その自分の特徴っていうのを知っていく、これが最初のステップですね。

 

他にも前提条件はめちゃくちゃ入れてるんですけど、
あまり言い過ぎたら混乱しちゃうので、このへんで。

実際に自分がやりながら「これも入れた方がいいな、あれも入れた方がいいな」
って考えながら入れてみてほしいんですね。

 

ありのままに自分のことをちゃんと伝えておくっていうのはすごい重要ですね。

AIの強みってここやと思ってて、普通の普段のコミュニケーションで
「自分、ADHDなんで」とかって言わないじゃないですか。

でもAIはそれを汲み取った上で文章を作ってくれるし、
こっちもまあAIやし、いいか。って言いやすい。

普通やったら言うのがはばかられるようなことも平気で言えて、
それを前提に物事を考えてくれるっていうのは強いですよね。

毎回プロンプトの型(最小で効く)

で、ぶっちゃけプロンプトとかは、そんなに細かく考えてなくて。
今こういうことしたんやけど、どうかなみたいな、どういうふうにやればいいと思う?って聞けば、
さっきの前提入れといたら、A案、B案で出してくれるんで、いい答えが返ってくるようになるんですね。

音声でバンバン入力していくのが大事。
とにかく自分の思っていることを何も考えずにバンバン入れていくというのは大事ですね。
一次情報なんです、その方が。変に編集したり、考えたりとかする必要は全くないということです。

AIに一次情報を吸わせて賢くする。
これが今のタイミングでやるべきことです。

 

ちなみにプロンプトで入れておきたいのはこういうところですね。

  • 前提(状況)
  • 目的(ゴール)
  • 制約(時間・リソース・禁止 例:できるだけ短期間で、できるだけ低予算で)
  • 評価基準(何が良いか 判断の軸)
  • 期待出力(フォーマット 例:表で、箇条書きで、マークダウンで)

 

この辺を音声入力で適当にしゃべればOK。
足りないのはまた後で話せばいいだけです。

レイヤー②:運用設計(Ops)— 長期チャット劣化は「儀式」で止める

症状:AIがバカになる(体感)

AIは一つのチャットでずっと話してたら
前の内容を忘れたりとかしてバカになるんですね。

なので

  • 返答が浅い
  • 論点が散る
  • 矛盾が増える

こうなったら同じチャットの中で粘らず切ります。

つまり新しいチャットを立てて、そっちで話すってことです。

対策:これまでを要約→新チャット移行

それまでの内容を踏まえた上で、新しいチャットをすればいいので

  1. これまでのやり取りを要約プロンプトとして生成
    「これまでの文脈と前提知識を要約し、別のAIに読み込ませれば今の状態から再開できるような「設定プロンプト」を出力して。」 これでOK
  2. できた要約プロンプトを新チャットへ貼る
  3. 目的・制約・評価基準だけ残して再開

これで挙動が安定し、精度が戻る。関係性の惰性も切れます。

レイヤー③:役割設計(Governance)— 判断をAIに渡さない

基本的にAIは判断する部分は弱いので、そこはこっちがやらなきゃいけないんですね。
一般の会社でもどんだけ優秀な部下でも、最終判断はこっちがするじゃないですか、社長が。

社長が責任も持つし、判断も取るしっていう。
今までの会社と一緒で考えたらいいんですよね、AIとはいえ。

そこの判断をするための材料を、いかに正確に早く持ってくるかってことだけ、AIにさせればいいだけ。
なので、それ以上は、過剰に期待しないってことが、まだ大事ですね。

ちなみに将来的には自分と同じ頭脳を持ったAIを作って、
それをベースに判断実行までできる全自動のAIとかも出てくるんですけど、そういうのはもうちょいだけ先なんで。
今は何をすればいいかって話ですね。そこまで考えなくていいです。

大事なのは、今AIでできることをちゃんと使いこなせるようになっておくことと、
自分のデータをAIに読み込ませておいて、将来的に自分と同じ判断を持ったAIを作りやすくしておくってことですね。

原則:AIは「生成と列挙」まで

役割の違いをまとめておくと、こんな感じ。

  • AIの担当:下書き/リサーチ/論点列挙/比較案出し
  • 人間の担当:採否/優先順位/公開責任/意思決定

レイヤー④:検証設計(Evaluation)— “雰囲気で良さそう”を排除する

5項目チェックリスト

AIが出してきた文章を見た時に、
この辺はチェックしておけばいいっていうやつですね。

  1. 目的に直結しているか(逸れてないか)
  2. 事実と推論が分離されているか
  3. 代替案とトレードオフがあるか(二元論回避)
  4. 10分単位の次アクションに落ちているか
  5. リスクと前提条件が明記されているか

パーソナライズ設定に入れておけば、この辺が出てこないってことはないし、
特に批判的なアイディアと肯定的なアイディア、両方必ず出してくださいって言っておけば、
全然出してくれるのであんまり気にしなくていいです。

判断を早くするために要約する

これだけ沢山のことを言うと、こっちが情報負荷が多すぎて、
認知負荷がすごい高くなりすぎるんですね。

要するにめちゃくちゃ濃い情報が、大量に流れ込んできて、
めちゃくちゃ疲れるようになるので、そこを防ぐために
要約をした方がいいです。

 

これはまず出てきたアウトプットに対して自分がさらに追加で言うことで、
3行で要約して、5行で要約してとかそういうことを言うだけでOKですね。

いきなり「3行で出して」っていうプロンプトを入れてたら、それ出してくれるけど、
その背景情報とかをこっちが引っ張りたい時に、引けなくなるんで、
ちゃんと答え自体はそのパーソナライズ設定とか、
事前のプロンプトでバーって長文で出したやつを、
自分でもう1回別の会話を打ち込んで、
「3行(5行)で要約して。」っていうのを入れた方が精度高いですね。