南極の鯨油コロニーから見るイノベーションの威力と自然淘汰。

イノベーション意識しとかないとオワコン化します。そうならんために、稼ぎ続けるために超重要な話します。

 

南極で1960年代に鯨油獲得のために使われていた、鯨油コロニーを見てきました。今は廃墟。当時は15~20人の作業員がどデカいドラム缶に捕獲したクジラの油を入れてたらしい。歴史を感じる。

と同時に、新しい技術とかイノベーションによって全て入れ替わってまうんやな。と。そういう時代の移り変わりもひしひしと感じたのです。

 

っていうのも、今でこそ世の中は石油全盛期なんですが、それまでって鯨油が全盛期だったんです。今は石油バリバリ使うので、信じられないし、実感もないですけどね。でも実際、そういう時代があったし、石油の発見や採取発達によって、鯨油はなくなった。

鯨油やってる人たちは、最初は石油のことをバカにしてたはずです。なぜなら技術が未発達で死ぬほど高価だったから。しかも石油はドロドロしてて臭い。それに比べて鯨油はサラサラしてて臭いもない。圧倒的に使いやすかった。でも技術が追いついてくると、価格が急激に落ちてくるし、それまでの市場が破壊される。

石油は1859年に採掘が始まり、1960年代には鯨油と完全に入れ替わってた。なぜなら第二次世界大戦後に石油の精製が発達して価格が急激に下がったから。これは戦争からイノベーションが起きるという歴史の1つ。インターネットももともと軍事目的で作られたっていうし。

今でもたまにスーパーや飲み屋でクジラは見るけど、昔乱獲したことも相まって、今は本当に捕獲量が少なくなった。南極クルーズ客船でも見つけたら、船内アナウンスで放送され、実際に見た人たちからは大きな歓声が出ていた。

こうやってイノベーションによって市場は破壊されていく。これって石油と鯨油の関係だけじゃなくて、さまざまな業界に起きていることで。

 

例えばインターネットの発展によって、年賀状文化とか消滅しかけましたね。LINEであけおめー!って言えば終わり。みたいな。今までは紙でしか伝達手段なかったのが、ネットで秒で届くようになった。

 

同じようにネットバンキングが出てきたり、ネット証券が出てきて、暗号通貨が出てきたことで、これまで暴利を貪っていた銀行や証券会社などが大ダメージを受けたり。

数年前には大手都市銀の役員が全員、ある暗号通貨を買ったという情報も入ってきました。それくらい世の中は激動の時代にあるし、変化し続けている。

 

変化は必然で起きます。停滞した業界、停滞したところに鋭くメスを入れる人が出てくる。そしてイノベーションが起きる。

鯨油とってた人たちは、びっくりするわけです。今まで命懸けで海でクジラとっ捕まえてたのに、地面掘ったら石油出てくるって分かるわけで。明日から失業です。

AIや自動運転の登場によって、機械的な作業や仕事は淘汰されます。今までの仕事が鯨油で、AIや自動運転が石油です。

 

ルールが変わるのです。じゃあどうしたらいいのか?ですが、AIが置き換えられない仕事をしていくしかありません。

 

具体的には、究極論いうと、五感を使った仕事が残ります。僕はそういう意味で南極行ったり、刀鍛冶行ったり、サメ釣ったり、アートやったり、格闘技やったり、ゴルフをしたり。五感使いまくるようにしてます。

なぜなれAIには五感がないからです。大量のビッグデータから正解を導くのは得意ですが、人間のように何かを体験して感じて、それらを組み合わせる系の能力は育ちにくい。

AIは良いクリエイティブや文章作ってくれますが、最終的にそれらの情報を編集してアウトプットするのは人間。その人間の五感や感性が磨かれていなかったら何が良いのか悪いのかは分からない。そこを養うべき。

こういうことを考えて自分の魅力高めてる人は必ず伸びるし、みんながAI AI言ってコツコツとChat GPTで作業してる間に別角度から希少性あげてるから嫌でも目立ってしまう。こういう構造です。

 

そこに勝機があるし、そこを狙うべきだ。と、そう思うわけです。

まぁあくまで予測なんで外れるかもですが、大枠合ってるはずです。世の中のマクロな流れには逆らわず、いかにその大きな波の中で自分が波乗りするか。これが重要です。

 

僕はマーケティングやライティングしてますが、これらも五感に訴えたりした方が良いです。理論+五感です。これで最強になります。

自然淘汰は必ず起きます。仕方がない。ビジネスも一緒。必ずイノベーションによってビジネス環境は変わる。そういう時までに徐々に自分を変えていくことで、鯨油ではなく石油側になれます。生き残れます。

常に変化すること。そしてこれからは知識を身につけて、その上で経験も重ねる。こういう人間が最も長く活躍できるはずです。

今回は鯨油と石油の歴史からビジネスについて話しました。参考になれば幸いです。

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