仕事は、常にレバレッジをかけましょう。
未来にずーっと保存できるような仕事をしましょう。
という話をしていきます。
何を今更、って感じだと思いますが
意外とやっていない人が多いなという印象です。
人間はみんな死にます。
そんなん知ってるよって感じなんですが
わりと軽視している人が多いな。と思うので書いてます。
ですが、本来、自分が生きた証を
なんとか残したいのが人間というもの。
僕は小学生の頃から自分は死んだらどうなるんだろう?と
夜も眠れなくなるほど悶々と悩んできました。
結果的に、死後の世界など誰も見たことないし、
スピ的な説明で死後転生するとか、天国と地獄があるとかも
証明しようがありません。つまり、考えても無駄。
だったら、この地上に、自分が何を残せるか?を
考えて日々行動している方がよっぽど有益です。
成功した経営者が歌を歌うようになったり
YouTubeを始めて自分の思想や思考を発信したりしますよね。
そういうのも何か残したい。んですよね。
それは人にいい影響を与える情報コンテンツだったり
他の人への貢献による名誉、などかもしれません。s
でもよくよく考えてみると
500年経っても影響を与えるものってあります。
孫子兵法などの中国の歴史書だってそうですし
イタリア・フィレンツェにあるダビデ像などもそう。
僕は世界一周で
16もの国を旅しているなかで
ダビデ像を見た時に
芸術品ではじめて、衝撃を受けました。
1504年、つまり
520年以上も前に作られた石像なのに
「うお、血管浮き出てる!すご!」って
今にも動き出しそうな生命の躍動感を感じたのです。
↑の画像の、右腕の肘より下の部分を見てみてください。
繊細な作り込みにビビるはずです。
他にも大量の彫刻を世界各国で見てきましたが
明らかにこのダビデ像だけは仕上がり方がレベチです。
他の彫刻では腕のこの質感は、ない。
筋肉が今にも動き出すほどの完成度はこのダビデ像のみなのです。
作者のミケランジェロは
なんと20代にしてこの稀代の大傑作を作り出したのです。
すげえ、としか言いようがありません。
全く意味がわかりません。レベチです。
これけっこう自分の中で衝撃体験でして
2024年はダビデ像見れたのが一番衝撃だったかもです。
500年も人に影響与え続けるってすげー。ってなりました。
と同時にめちゃくちゃ考えさせられましたね。
自分はこのレベルの仕事できているんだろうか?と。
僕は、勝手にミケランジェロをライバル認定しています。笑
でもそれくらい、自分も同じくらい何かを残したい。
その気持ちは、すごくある。この目線は絶対に下げない。
もしタイムマシーンがあるなら、ミケランジェロに出会ってみたい。
どういう気持ちで向き合い、彼には大理石のなかにどんなものが見えて、どんな情熱を込めてこの作品を作ることができたのか?
本人に聞いてみたいです。
僕も、そういう仕事をしたいな。と思っていますし
今回は500年後も残る仕事とは?というテーマで話していきます。
500年続いている企業は?
500年続いている企業って
日本で32社。
ちなみに世界で一番古い企業は
日本にありまして、金剛組という建設会社です。
100年以上経過した企業の数は
約7万5000社あります。
結構ありますね。
でも、ここからさらに500年後となると、分かりません。
なんせ今はグローバル化してますし
日本も競争に巻き込まれ、激化しており、
企業の寿命も短くなっています。
最近だと日産とホンダが経営統合というニュースも。
日産はカルロスゴーンの改革によって
業績が回復しましたが、あれは研究開発費を削って
長期的な基礎研究を犠牲にするかわりに
会計的な利益は出るようにした。ということ。
つまり目先では株価上がるし社長の報酬はでるけど
5年後10年後はスカスカの会社になってまう。という。
なんとも世知辛い話ですよね。
でも、これからもこういう企業の衰退事例は
幾度となく目にしていくことでしょう。
だから大企業だからといって
500年続くとは言いづらい。
またじゃあベンチャー企業作ればええやん。ってなるかもですが
創業社長のDNAが未来永劫ずっと、全て継承されるっていうことは
なかなか起きないんですよね。
500年続く仕事って考えるとリスクが大きい。
息子の2代目がバカすぎて勉強もせず
初代のやってきた栄光を自分の実力と勘違いして
会社を潰してしまう。っていうこともよくあることです。
それに松下幸之助さんのような
名経営者であっても、将来予測するのは非常にムズイです。
松下幸之助さんは
「250年計画」というのを立てていまして
25年を一区切りにして、10回で日本を楽土にしましょう。と言っています。
この発想はもちろん、すごいですが、
ようは、その時その時の社長が臨機応変にやってね。
っていうことなので、社長依存になっている部分もあります。
じゃあ、500年続く仕事ってなんなんや?っていうことになります。
未来永劫に残るもの。それは、コンテンツ。
結論から言います。
コンテンツ。これが未来永劫に残る可能性が高いものです。
・ダビデ像など優れた美術品
・昔書かれた名著(孫子兵法や聖書)
・ワンピースやドラゴンボールなどの名作漫画
・白い巨塔や半沢直樹などの名ドラマ
・スターウォーズのような心踊る名映画
こうした作品は
・人間の本質をえぐっている
・圧倒的なクオリティ
・どの時代にも不変な面白さ
など兼ね備えています。
こういったものは
テレビやネット、スマホなど
コンテンツを見れる環境が残っていれば
50年後、100年後、いや500年経っても見れます。
これらの作品は
その時代の人間が見たとしても
すげええええ!
面白ッ!!!!
これ作った人やべえわ・・・どうやって作ったん?
ってなるはずです。
白い巨塔とか、
何回見ても面白い。
いつ見ても面白い。
そこには人間の根源が描写されていて
いつどの時代の誰が見ても面白いと感じざるをえない
普遍的なコンテンツの面白さの本質が詰まっているから。です。
マンガなどのコンテンツから学ぶことは、死ぬほどある
特に日本だとマンガの文化は凄まじいですよね。
文字通り漫画家は命を削りながら
また才能のすべてを週間連載の中に注ぎ込んでできているのが、マンガです。
ワンピースとかNARUTO、ドラゴンボールや
火の鳥、ブッダなどの手塚治虫作品とかは
100年経っても色褪せることはないでしょう。
1つの作品、1つの制作物にかける
命の懸け方がエグいんですよね。
でも、どんな名作を描く漫画家だって
最初は絵が下手だったわけです。
手塚先生ですら最初の作品「マアチャンの日記帳」ではシンプルな絵でした。
これけっこう希望だと思います。
最初から、完璧なんかないし、完璧にできるわけない。
作りながら、発信しながら、完璧に近づけていく。
これしかない。
いつまでも納得いく絵が描けないなーとか
納得いくコンテンツできないなーと考えていても意味がないのです。
絵を上手くなりたいなら絵を書く。
恋愛上手くなりたいなら、女性(男性)と会う。告白する。見た目をよくする。トークを改善する。
ビジネス上手くなりたいなら、セールスする。ビジネスの仕組み作る。
映画とか他の漫画の
1つ1つ構図を覚えていって
最終的に名作を作りまくるようになるわけで。
1つずつ積み上げていけばいいんですよね。
抽象度上げたら、全てコンテンツ
ただ、ですね。
マンガや芸術品だけではなく
抽象度を上げれば、全部コンテンツなんです。
人の生き様だってコンテンツだし、
それが歴史の偉人伝になりますね。
もっといえば、
SNSでの発信だったり
このブログやメルマガだってそうです。
XやYouTubeが100年後残っているか?は分かりませんが
少なくとも良いコンテンツ、良い作品を作っていれば
次の世代には残っていきます。
特に今はネットがあるんで
長期的に見られるような感動コンテンツ作っていれば
割とずっとコンテンツが残り続ける。ということは起こります。
YouTubeとか見てても
13年前の動画とか出てきたりしますしね。
しかも普通にオモロい。
僕もYouTubeチャンネルをいくつかやっていて
10年くらい前に作ったチャンネルの動画が
何万回も再生されていたりします。
これってコンテンツ保存の法則でして
一度ネット上に出したコンテンツって
時代を超えて、時間を超えて、
その後も必要なコンテンツであれば
広がり続けるっていう習性を持っています。
ちなみにコンテンツって見るのもオモロいですが
いいもの作れた時に、人に喜ばれると、それ以上に嬉しいです。
「億人さんの教材見て、初日に50万稼げました!」とか
「今日のブログめちゃくちゃ面白かったです」とか
「ブログ見て世界旅行してみました」とか
奇跡を日常的に見ることができるので
ああ、作ってよかったなー!ってなります。
結局、大事なのは
名作を作っているかどうか。ということです。
人間の本質に触れて、長期的に
人間の本質をえぐるようなコンテンツ。
こういうものを作ることです。
僕は今後の人生、これを極める。
こう考えると無機質な
機能的価値の情報ではなくって
感情的価値の情報の方が
永久不変の人間のテーマですよね。
人間のさまざまな葛藤、
男と女の恋愛の機微、
出世欲にまみれた人間の性、
善と悪、金と名誉欲。などなど。
こういうのはきっと500年後の人間も
同じように求め、苦しみ、争い続けるジャンルです。
いくらAIやロボットが発達したとしても
人は人の温もりを求め、人を愛し、愛されたい生き物のはずです。
そして人よりも楽して、人よりもいい生活をしたい。
やっぱり、自分の我が身が恋しい。
そしてあわよくば、後世に名を残すような大人物として語られたい。
こうした人間の本能的な欲求は
人間が生物である以上
あらがうことのできない、厳然たる事実です。
世の中のことっていうのは変わり続けます。
仮想通貨が流行っているとか、今はAIだ、とか
いろいろとトレンドはできては消えていきますが
そればかりを追いかけないこと。
人間の本質は普遍です。
ビジネスであれば
人はどういう情報を見て、
どういう時にものが欲しくなり、
どうやって商品を買うのか?
こっちを学び、身につけてからです。
これが、マーケティングってやつです。
人はどうやったらものが欲しくなり、
どうやったらその動線を作ることができるか?を学ぶことです。
名作を作るのであれば
オモロいコンテンツ、
続きが気になるコンテンツに
いかに触れまくっているか。
それを自分の発信、ビジネスに取り入れているか。
そして、大量にコンテンツを作っているのか。
ここがクリティカルな努力であり、コアなポイントです。
ネット上に仕組み作って
商品売ってるけど売れない。と悩んでいる人でも
そもそも、読まれない。売れない。っていう人は
やっぱりコンテンツの魅力不足感が否めないです。
そういうときはインプットを変えること。
いつもと違うことを学ぶこと。
そうやって知識と視点を増やしていけば
いやでも面白い発信になってしまいます。
つまり、ずっと作業ばかりしていても
本人の魅力が足りなかったら、面白いコンテンツはできません。
自分の持っているもの以上のものは、出てこないですからね。
完全なオリジナル作品など、もはや作れないので
徹底的に他の人のマネをして、掛け合わせでオリジナルを作っていくべきです。
そのためには魅力的なコンテンツに触れ、魅力的な経験を増やす。
これをひたすらやっていくだけなのです。
ピカソも生涯15万点作って
最初の頃は普通の絵も描いていましたし
ゲルニカのような作品も描いています。
彫刻とかも作ってますからね。笑
いろいろ作っているうちに
アンブロワーズ・ヴォラールという
画商に目をつけられ、展示会を開いたりしながら、
たくさんの芸術愛好家やお金持ちがギャラリーに訪れて
ピカソの絵を買うようになります。
ピカソの絵を
「新しくて面白い!」と宣伝して
「これはきっと将来価値が出る絵やで」と言ったり。
まとめ買いしてくれたりして
資金的に困らないようにしてくれたりしました。
こうやって認知度を高めてくれる画商に出会って
引き上げてもらったのはピカソにとっては
めちゃくちゃラッキーなことですよね。
みんなが欲しくなるわけですから、
画商からしても、
ピカソは毎日のように
大量の作品を作っているので
次売るネタに困らないわけです。
いくら熱心に広めても、
次に絵ができるのが10年後、とかだと
画商は商売にならんわけです。
大量行動するピカソを見つけたととき、
きっと将来性しか感じなかったはずです。
「こいつどんだけ作品作るねん。しかもどんどん作風変わってるし。面白い。こいつを引き上げよか!最先端の絵だし、金持ちにちゃんと説明したら、いっぱい売れそう」ってなったのでしょう。
こちらの記事でも書きましたが
やっぱりなんだかんだいって
大量行動できる人っていうのは強いです。
1年で人生って余裕で変わるよね。熱量高いシーシャ屋の店長からビジネスを学ぶ
改善の量が全然違いますからね。
だから例えば商品作って、売れない。ってことがあったとします。
そうしたら、その時の失敗原因を書き出してみて全部潰していく。
これを繰り返していけば、売れるようになります。
良い作品を作りたいのであれば
とにかく作品を作っていくしかないのです。
名作を作るためには
その過程で駄作を作ることだって
自分が納得いかないものだって
お客様が納得いかないものだって出てくる。
でも、最終的に自他共に認める
名作を作りさえすれば、全てひっくり返ります。
世の中の評価も、自分の人生の意味も
金も地位も名誉も全部ついてくる。
そこまでたとえ目先で金にならなくても
行動をしまくれるかどうか。
改善しまくれるかどうか。
な訳です。
僕はこうやって文章を書くのが
今では上手ですね。と言われるようになりました。
ですが、まだまだいける。
もっともっと名作を世の中に残していために
これからも作品を作り続けます。