こんにちは、億人です。1記事で南極旅行をまとめます。
旅の写真はこんな感じ
ではスタート。
行きのフライト。ロスとチリのカジノ。
まずはロサンゼルスに行くため成田へ。12時過ぎに成田に着く。
ここで最初のトラブル発生(早w)。なんとアメリカのビザ取ってないことに気づく。意外に初アメリカだったので盲点。これは心理的盲点だった。アメリカ初すぎて完全に抜けていた。
時刻は12時30分ころ。締切は13時40分つまり、あと1時間以内に申請通らないとダメ。
ESTAというサイトでトランジット(乗り換え)目的であることを爆速で記載して、パスポートの写真と一緒に送信。あとは1時間後の13時40分に間に合うかどうか。待つしかない。
待ってる間、最悪の事態つまり、乗れない場合も考えて、11月28日朝にアルゼンチン・ウシュアイアにいるために他の飛行機があるか確認。
全然別ルートでオランダ経由(アメリカ経由とは地球逆回り)でなんとかアルゼンチンの南極クルーズ船の乗船集合場所まで、30万で行けることが分かる。
最悪この便に乗ることを覚悟。覚悟したら落ち着くいてやるべきことやって、あとはなるようにしかならない。近くの薬屋でアルフォート買って、むしゃむしゃ食べて待つ。
もうひとつ詐欺っぽいESTAも発見。ESTA2社使って、うち1社が締め切り7分前に承認。あと7分。できること全部やりきって、ギリギリ乗れることに。
ダッシュで預け入れ荷物を預けて、手荷物検査、出国検査に進む。おっしゃー!脳汁やばかった。最初からトラブル。波乱の幕開け。最高すぎる。
で、全然関係ない余談ですが、ノースフェイスで買ったダウンがとにかく道中暑かった笑
そりゃ南極で着るようだから、仕方ないけど、真冬の日本で来てても暑いし。
半袖で着てもガンガン暑いし、途中で南米行ったりしてるので、そこはマジで高熱サウナかと思うレベルだった笑
さて最初のトラブルを乗り越えて
無事に搭乗したロサンゼルス行きの飛行機では
・対談の内容打ち合わせ
・映画ウルフオブウォールストリートを観る
・藤田晋の渋谷ではたらく社長の告白を読む(実は僕も藤田さんと同じ会社出身)
ロサンゼルスに到着。4時間だけ自由行動できることに。
昔のネガティヴな僕なら4時間しかないから、もう空港いよ。ってなってたけど、
今は4時間もあるから、なるだけロサンゼルスを満喫しよって思考。
空港にいるなんて選択肢は1ミリも出なかった。ほんと4時間でもたくさんのロサンゼルスを楽しめた。
まずUberを呼ぶ。運転手のザックに会う。南極行くこと伝えたら大興奮してた。
愛車のテスラ・モデルYでサンタモニカのCoastというカフェへ。ビーチのそばで7000円の朝ごはん。
最高すぎる。とにかく時間の流れ方がゆっくり。日本人の著名人もローラやワンオクのTakaなど在住しているようで確かにこれは住みたくなるわ。と納得。朝ごはんはアメリカでアメリカ牛のステーキを食らった。うめえ。肉の味めちゃする。ビーチで歌っているおっちゃんがいて、またこの雰囲気がいいんだ。
https://x.com/okuto3okuto/status/1728457032465072354?s=20
Uberでビバリーヒルズへ。ロスの中の移動でも30分とか1時間とかかかるから、まあまあ距離あったかな。20キロくらい。
写真撮って、そのまま実弾射撃場へ。実弾撃ってみてーってことで、治安悪めな地域にある射撃場へ。
ハンドガンとマシンガンみたいなのぶっ放した。日本語喋れるスタッフでいい感じだった。お客さんは多かった。現地の人が多く、女性もいた。
弾を弾倉に一発ずつ入れて、引き金をひくとすごい衝撃。でもすぐ慣れたし、面白かった。火薬の匂いを感じながら、改めて自由の国アメリカは銃社会なんだと実感。
4時間を楽しみきった。空港へ。飛行機では爆睡。
隣のフィリピン人の女性2人と仲良くなった。かれこれ40年もロサンゼルスに住んでるらしい。女子2人旅とか優雅すぎんやろ。って思いながら11時間かけてチリに到着。トランジットは16時間。かなりある。
近くの世界遺産に登録されている街・ビニャ・デル・マールへ。Uberで2万くらい。
しかし、問題発生。雨。雨が降ってる。というか、雲と霧がすごくて道中、全然景色が見えなくなってきた。空港付近とは全然違う天候。
チリは山岳地帯なので、海沿いは500メートルも低い。天気はまったく変わってくる。
ビニャ・デル・マールに到着。ごめん、まったく綺麗じゃないわ。世界遺産感あんまりなかった。これはちょっと残念だった。ってことで5分ほど歩き、近くのホテルで朝飯。
1時間ほど飯食ったけど、チリでやること無さすぎて、空港近くのサンティアゴにはカジノがあることを発見。時刻は9時30分くらい。ここから2時間かかる。10時30分から開いてたので、移動。
結果的にこのカジノがめちゃくちゃよかった。立地こそ、荒れた山にポツンと存在するカジノで、ポツンと一軒家状態だったけど、中は超きれい。
スパがあり、2日ぶりに風呂入る。サウナ入ってジャグジー。ジャグジーの開放感と壮大さヤバかった。めちゃくちゃ映える。
スパに昼飯ついてたので、食べる。ブュッフェ。肉うまい。
その後、いよいよカジノ。両替に手間取ったけどクレカを切ったらチリのペソ出てきた。
ルーレットとポーカーとバカラ。ちょい負けして空港へ。
そこから2時間の移動。ようやく旅のスタート地点アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスへ。
そう、まだ集合地点にすら到着していない。
ブエノスアイレスは温暖な気候。目の前のオッさんが入国審査前にナンパしてた。さすが南国。
着いた。ブエノスアイレス。暑すぎ。着いた瞬間から死ぬほどダウンが邪魔に感じる。
ブエノスアイレスは2つ空港があり、次のフライトのためUberで移動。海外ではタクシーぼったくり多いのでUberでの移動の方が料金確定してていい。すると、めちゃくちゃオンボロの車が来て、荷物を助手席に乗せたら、視界が半分になった。
大丈夫なの?と思ったけど、なんとか次の空港に到着。かなり危なっかしかったけどね。
その空港でも珍事件が。
アルゼンチンまでの移動中は機内食ばかり食べてたので、マクドナルドへ。日本では全然食わんけど、こういう時食べたくなるよね。
明らかに移動中食べすぎたので、カロリーとか体調的な部分を少し気にして、グルテンフリーのバンズにしてもろた。
しかし、届いたのはこれ。
ワッツ?
パンがねえ笑笑笑
聞くところによると、グルテンフリーのバンズが品切れらしく。
じゃあ普通のバンズでええよ。と伝えて、ハンバーグを挟んでもらおうとした。そもそもケチャップも何もついてないからね。
その後、店員にめちゃくちゃ説明して、以下のようなやりとりした。
そして、、、Google翻訳でどうやって食べるん?って聞いたら
ナイフとフォーク渡してきよったwww
これ死ぬほど笑った。
ことの真相は、グルテンフリーを頼む人は病気の可能性があって、うかつに普通のバンズを渡せないらしい。なるほどなー。
はてさて、道中オモロいこともありつつ、なんとか普通のハンバーガー食べて、旅の出発地・ウシュアイアへ。
自分が世界の最果てにくることになるとは思ってもおらず、人生ってオモロいなあ、と。
一緒に行く20歳の起業家との出会いも、ビジネスやっていたからだし、時間とお金に余裕ないと絶対に南極なんか行けないし、つくづく起業してて良かったと思った。
ここウシュアイアで一泊してから、船に乗る。
宿泊地へ荷物を置き、街を散策。
ウシュアイアはカニがよく取れるらしく、地元の有名なカニレストランへ。
カニがうじゃうじゃいる。すぐ目の前の席へ通される。カニのいい匂いが店内を充満している。
カニどーん!どどーん!
でか!まじでうまそう。
採れたて茹でたてのカニにかぶりつく。うめえ!
ケチャップとマヨネーズを混ぜたシンプルなソースにつけて食べたけど、これまた美味い。
ワインとカニがあう。むしゃむしゃ食べる。
パエリアを食う。うめえ。魚介と貝類のダシが出てて、コメにしみ込んでる。
なんならカニよりパエリアのがうまいかもしれん。ワンチャン。それくらいうめえ。
お会計してもらう。カニ、パエリア、ワイン2杯で2.5万ほど。うまし。
その後、街を探検。でも、あまり店がない。お店もあるっちゃあるけど、カフェと服屋とお土産屋と飯屋くらいしかない。世界最南端だからね。そもそもアルゼンチン自体国力がある方ではない。
その後、ウシュアイアには世界最南端の鉄道があるらしく、ウーバーでいく。30分かけて移動。
道中の景色がバケモンみたいにキレイ。
ここはスイスか?と思うくらいの山と、牧場。綺麗すぎる。
しかし、着いたら誰もいない。鉄道は15時で終わっていた。カフェでスイーツ食って街に戻る。
特にすることもないので、ホテルへ戻る。
移動が2.5日あったので、死ぬほど爆睡した。12時間寝た。
起きたら出発の朝になってた。カフェで朝食。暖炉もある素敵なカフェだった。
海ドリがカフェにやってくる。パンをあげるおじさんがいた。こういう光景すら絵になる。
ただ、朝飯なのにびっくりするくらい甘いものしかなかった。シリアル、パンにジャム、クッキー、キャラメルボール、ゼリー、ドライフルーツなど。
塩気があるものが食べたい。でも、チーズとハムとスクランブルエッグしかなかった。
いや、いいんよ。うまいけど。甘すぎる。
朝飯4500円。正直、ロサンゼルスの朝メシが一番満足度高い。8000円だったけど価格相応の一番価値感じた。まぁでも場所的にオモロいし、美味しいので、いいか。
観光地に行く時間はなく、やることないので、仲間と何本かビジネスの動画を撮る。世界最果ての地ですらできる仕事って、クールだ。自分がいれば価値になるし、コンテンツも商品も作れる。
昼飯で羊を炙ったやつ食べた。うめえ。塩気がすげえ、これだよこれ。これ、食いたかったやつ。
14時くらいに乗船。いよいよだ。
船がでかい。8階建て、幅が12.6メートル、奥行きが100メートルくらいある。
豪華。部屋もキレイ。ジムやチェス、ライブラリー、カフェスペースなどあり。
初日から3日目までは移動。朝昼晩の3食食べて、アクティビティの説明などのミーティングが毎日3回、5時間ほど。意外にやること多い。
その合間にジミーさんと動画撮ったり。YouTubeにアップしていきます。
最初の2日間はとにかく揺れがすごかった。アルゼンチンと南極をつなぐドレイク海峡は世界一荒れやすいらしく、揺れる。寝てても起きても体が宙に浮いてる感覚になる。それが5〜10秒に1回。睡眠の質下がるし酔う。改めて南極いくの大変だなと実感した。ただ、オモロいのが10日経ったらまったく酔わなくなったし、慣れた。
人間基準値が高い体験を早めにやっとくと、その後は慣れて世界変わるのでコレはマジで改めてオススメだなと思った。
船の揺れに慣れるまでは、寝たり対談撮ってやり過ごす。一番いいのはスマホで文章書きまくることだった。これが一番酔わないと気づき、ひたすら文章書いてた。
3日目あたりから南極に近づく。最初はエレファント島。
ホバーボートに乗って、島に近づくと生のペンギンが。たくさんいる。かわよ。ただ上陸は出来なかった。
次に行ったのがデンジャーアイランド。ここでは上陸。とんでもねー量のペンギンがいた。推定10万匹。
ペンギンの鳴き声で溢れかえってる。ウッウッーと鳴いてる。あと、島が生臭い。ペンギンが食べた魚の残骸が腐ったり、フンによってすごい匂いになってる。でも、ペンギン可愛いから耐えれる。夏なので繁殖期でたくさん食べてて、卵を温めてるペンギンがいっぱいいた。
その後ペンギンを見ること多数。正直、毎日2、3回はホバーボートでペンギン見すぎて一生分のペンギンみた。ペンギンと流氷が当たり前になりすぎた。
この日くらいから揺れが収まってきたので、動画撮影とゴルフの練習を始めた。
じつはゴルフのクラブを一本、荷物に忍ばせていたけど、揺れが凄すぎて出来なかった。日本に帰ったら大事なコンペあるので、そのための練習を部屋のデッキでやる。多分南極でゴルフやってるの僕だけだわ。それでもやるべきことは絶対にやるべきなので、持ってくのが面倒でも、少しのめんどくささで、その場での時間を買ったイメージ。意外とこういうので差が出てくる。
あとは船内でランチやディナーの時に海外の人と話しまくる。イギリスで企業バイアウトした元経営者や、インドでアパレル作ってたり、旅行会社やってたり。ベンチャーキャピタルで普段はバリバリ働いてて、ガッツリ休暇とってきてるビジネスマンもいた。
あと日本人で大学生もいた。3人組。来年から会社に入るらしく、それまでの思い出作りらしい。
でもぶっちゃけ観光飽きた。みたいな話をしてたので、起業や投資についての話をめちゃくちゃしていた。正直、対談撮ってる時が一番楽しい、みたいなのはあったから、起業やビジネスの話めちゃくちゃ楽しかった。
企業M&A系の企業に就職するらしく、ほんのかじりで良いので、ビジネスや株の投資やってたら、経営者とめちゃくちゃ話が通じるようになりますよ。と伝えた。
そしたら帰ったら学生起業すると言ってたし、投資に関しては早速学び始めていた。フットワーク軽すぎてめちゃいいな、と思った。いいと言われたことすぐやるスタンス。このスピード感を身につけた人から成功していく。
彼との出会い、その後についてはまた別のところで話す。
あと面白いアクティビティでいうと南極キャンプとか。
波風がまったくない、すごいいいところでキャンプした。
この写真気に入った。
寝るだけ。シンプル。
南極の雪に穴掘って寝る。以上。っていう大味な狂ってるキャンプ。テントねーし。
みんな死ぬほど寒がってて一睡もできなかった人多かったけど、重装備を日本で揃えていたので、なんなら汗かいたし秒で寝れた。
一番下にはアルミのシートで断熱、さらにエアーマットを敷き、その上に寝る。
背中がゴツゴツして寝づらかったし、4重に着こんだ服のおかげで寝袋に入れなかった。なんなら寝袋小さすぎて寝返り全くできず。
さらには夜中になると天気が崩れてきて、強風が吹き荒れる。寝袋の中の熱が逃げていくし、さすがに寒くなる。
でもあらかじめ大量に着こんでたおかげでめちゃくちゃ寒くはない。全部慣れたし、普通に寝たし。
事前準備でもなんでも、全力でやるの大事。多分全力で南極に挑んでなかったら、寝れてなかったし、もっとダメージ食らってたはず。
道中では邪魔だなーこのダウン。って思ってたダウンがめちゃくちゃ大活躍してた。最高の寝心地をありがとう。
そして極めつけはこれ。最後の島でアシカとマカロニペンギン見たこと。
OMG!!! これについてはマジで覚醒の概念をまさしく具現化した話で、超重要なので別記事にした。
マジで最後の最後まで楽しすぎたし、感動した。
南極旅行中はマジでやべー!とかキレー!とかすんげー!とか感嘆文しか出なくなって、自分アホになったんか?ってくらい子ども化した。
目の前が完全に白くなってしまうほどの直射日光と雪への照り返しで目覚めた朝、数百メートル積もった雪つまり永久凍土の迫力ある世界を見たり、流氷にいるペンギンの群れを見たり。ただただ最高だった。
あとは1日中地面が揺れている船での生活、昼夜が全く分からなくなるほどの明るさだった白夜と呼ばれる明るい夜。
こんなのも日本にいたら絶対に体験できなかったことだ。
南極、最高すぎる。最高の体験を最高の仲間としてきた。そして最高の仲間もたくさんできた。
移動に2日半かかるけど、別に寝てるだけだし、世界狭いなって思った。意外と世界は小さいんだな。世界獲れるよな。ってなった。
船酔いも慣れるし、最後はしなくなる。太陽光が強すぎて昼夜が分からなくなるけど、1日で慣れたし、結局どんなことも慣れたらおしまい。
ジャグジーで整ったら爆睡できるし、たいがいのことは大したことないなって感じ。実際大したことない。
トラブルも大概のことはなんとかなるし、全力で最後までやり切るだけ。全部解決してきた。
あと日本に帰ってきてから南極の話するとバカほどウケる。
老若男女問わずに誰もが聞いてみたい話題。
知ってるけど、知らない。行ってみたいけど行けない。そういう場所。
一度体験したら一生語れるし、知識や経験って改めて素晴らしいなーと実感した旅でした