家から出れないので、家に寿司屋を呼んでみました。
ビジネスとしても面白いし、普通に勉強になるので記事にします。
・家族向けの寿司屋という新しいビジネス
・たった1つの課題を解決するビジネス
・ちょっと努力の方向をズラすことの重要性
このあたり学べるかと。
こんにちは、億人です。
2人目の子供が産まれて
まだ1ヶ月も経っていないのですが
祝い事があったので寿司屋を家に呼んでみました。
使ったのはこのサイト。
アフィリとかではなく
単純にいいものなので紹介。
普通にメチャクチャ喜ばれますし
使っていて面白い。
完全貸切で、プライベートな空間で
寿司屋の大将と2〜3時間ほど談笑しながら
美味しいお寿司に舌鼓を打ちました。
動画も撮りました。
写真だとこんな感じ↓
大量のネタと包丁、まな板など持ってきてくれる。
来てから、ものの10分で家がすし屋になる。
ネタの種類も豊富で、おいしかった。
奥さんの要望で
オプションのウニを入れた冷製茶碗蒸し。
妊娠中はウニとか海鮮食べれないので
ガッツリ食べてもろた。
スプーンは貝がらで作っているらしく。
実際は光沢もあってキレイでかわいかった。
個人的にNo.1だった漬けマグロ。
マグロ節をつかった醤油に漬け込んでいるらしく
まったくマグロ本来の味を邪魔しない
優しい漬けマグロだった。また食べたい。
大将の手製カラスミ。
塩分を控えめにして酒飲み以外でも
楽しめる逸品に仕上げてくれている。
これも今まで食べたカラスミで一番美味かった。
一番衝撃だったのは
このウニ食べ比べ。
通常のウニの2〜3倍は乗っていて
ノリが下と上で全然大きさ変わってる。笑
それくらい大量にウニ載せてくれた。
よかった点
とりあえずその日頼める一番高い寿司屋の
一番高いコースにした。
妻の誕生日+出産後初のごちそう
ということで。
出産後って1ヶ月は赤ちゃんが外出できない。(免疫ないので)
なので家でご飯ってなっても
昔ならピザとかケンタッキーが一番のご馳走だったけど
ケンタッキーはクリスマスでよく食べてきたし
ピザもちょくちょく食べているから飽きた。
そうなってくると
妊娠中食べれなかった
生物。生魚。これがええやん。
って話になってすし屋にした。
「東京 寿司屋 自宅 出張」かなんかで検索。
そしたら普通にあった。
寿司屋を家に呼べるとか最高かよ。
まず予約の段階から
・ウニを入れたい
・奥さんの食が細いのでシャリ少なめで
この辺りを伝えていた。
金額は調整してくれて向こうから勝手に提案がくる。
クレカで決済。追加料金は一切かからず明朗会計。
実際当日までに何度もプライムシェフのサイト上で
やりとりをした。
当日は大将と弟子の2名体制でくる。
ネタも新鮮で
たくさんの種類があってよかった。
寿司だけで13種類。
一品も含めると21種類も出してくれた。
普通にめちゃくちゃお腹いっぱいになった。
寿司ネタは覚えているもので
マグロ、中トロ、ます、アジ、コハダ、白エビ、イカ、ほたて、ウニ2種、マダイ、トロたく、あと1つ…
調理もめちゃくちゃちゃんとしてて
マグロはマグロ節でうま味付けした醤油で下味つけているし
白エビは殻を炒ってパウダーにしたものをかけていた。これがうまい。
他にもカツオのサラダも
黒七味ふってあっていいアクセント。
あとはハモの湯引きとか。
あまり関東の人は食べない関西の食べ物らしい。
僕は関西出身なのと
父がもともと料理人だったので
よく食べてきた。
こんな料理まで家で食べれるんだ。と
めちゃ感動した。
あと大将と
2〜3時間ぶっ続けで話せる寿司屋って
あんまりない。
っていうかこの点は
家で寿司握ってもらうのが
ぶっちぎりで優れているな。と。
大将の寿司へのこだわりも
魚や他のお店についての知識も
素晴らしいもので大変学びになった。
子供がいても安心
あと、よかった点として
子供がいても安心っていうのがある。
家族向けの寿司屋という新しいビジネス
ってことだ。
これは家族連れからすると
マジでクリティカルなサービスだ。
カウンターの寿司屋に0歳の子供は
さすがに連れて行けない。
お店に入るときに運良く寝ていても
途中で泣き出したり、トイレとかしたら
マジで一瞬で親は焦り、地獄になる。
寿司どころではない。
寿司屋も途端にダル。ってなるし、
なんで子供連れてきてん。みたいな雰囲気出る。
そういうこと考えたら
寿司屋なんか行けたもんじゃない。
特に子供連れは絶対に行けない。
10年、いや15年は行けない。
でも家族で寿司食べたい。
回転寿司ちゃうねん、今日は。
みたいなニーズにめちゃくちゃマッチしている
非常にいいサービスでありビジネスだと感じた。
とりあえず今回のお寿司屋さんはリピ確定。
あまったネタはサービスで
おかわりさせてくれたのは内緒。
他にもフレンチやイタリアン、デザート系の
デリバリーシェフも登録されていたので
お祝い事のタイミングで呼んでみようかなと。
ちなみに麻布エリアだと
有名な寿司屋多いけど
家でこんだけうまい寿司食えるし
しかも有名店よりも安い。ってことで
リピートする人が急増しているとか。
マジで分かるなって思った。
家でリラックスしてしながら
自分達のペースで食べれるのは
マジでいいサービスだなと思った。
夜枠は1日1件しか予約入れていないのも
すげーなと思った。
ビジネスの回転率的には落ちるけど
後ろの時間とか気にせずに、リラックスして食べてほしい。
という大将の粋な計らいから。
こういう
大将の思いが素晴らしすぎて、全米が涙。
あと、大将の思いが素晴らしかった。
もともと18で職人の道に進んで
3つの店舗で修行。
最後は恵比寿にあった某有名店で修行。
(調べたら今は閉店してた)
のれんを出さない、
人づての紹介じゃないと入れない
格式の高いお店。
ここで働いている時に
お客さんに言われた言葉で
起業を決めたそうだ。
その一言は、お寿司を食べ終わった後の感想だった。
今日初めてきたけど、緊張しちゃって味が分からなかった。
と言われたらしい。
ええええ?ってなったそうな。
え、あれだけ下準備とか掃除とかしてきたのに
味わからないってことあるんか。。。と
緊張したら味分からなくなるなら
逆に一番リラックスできるところってどこだ?家だよな。
って思って訪問寿司で起業したらしい。
お客さんのたったひと言、
緊張で味が分からなかったという言葉だけで
訪問寿司で起業するとか素晴らしすぎて。
お客さんに美味しいもの食べてほしい一心で
そこまでやる?っていう。
でも世の中には同じように
家で親しい人とだけで楽しく
寿司パーティしたい人はたくさんいた。
たった1つの課題を解決するビジネス
が大きく育った事例だ。
でも最初は全然鳴かず飛ばずで
お客さんがつかなかったらしく
企業のケータリングで食い繋いでいたよう。
信じたことを、続けることも重要。
コロナ禍で需要急増
風向きが変わったのはコロナ禍。
お店ではなく
めちゃくちゃ家で寿司屋呼ぶ人が増えたらしく。
遠くは静岡まで出張したり。
明日は鎌倉まで行きます。と言っていた。
あとは家族のホームパーティとかで
10人分とか一気に握ることもある。
子供に先に食べさせて、
お腹いっぱいで遊んでいる時に
親たちが寿司食べる。みたいな。
めちゃくちゃええやん。楽しそう。って
話聞いてて思ったわ。
あと、店を構えなくていいのも
起業としてはすごく正解。
都内で寿司屋を新規でやろうと思ったら
内装も含めると数千万円の準備金が必要。
銀行から借入したりとか
借金や抵当が残ったりと
どうしてもハイリスクになる。
それにくらべて出張で寿司を握るサービスだと
ざっと多く見積もっても数十万円くらいの準備金でできる。
店舗構えなくていいし、
店主一人でも出張できるからだ。
実際に1名で出張することも多いらしく。
店舗がないから固定費がかからない。
職人の給料と食材費、移動費くらい。
こうやって
ちょっと努力の方向をズラすだけで
同じビジネスでも全然違った戦い方ができる。
毎月家賃100万とか200万が
乗っかってくるビジネスより
明らかに身軽で気楽。
ちょっとズラすの超重要。
こういう準備金がかからないビジネスとして
・出張寿司
・Uberでのセントラルキッチン調理された商品作り
・アフィリエイト
・情報発信
・コンテンツビジネス
などがある。
このあたりで起業をしてみると良い。
経験値と自力をつけるのに持ってこいだ。
こないだ見つけた面白いビジネスは
深夜専門のUberのお店。
深夜専門の巻き寿司店があった。
ここは単価も高いが(1本5000円ほど。)
他に誰もやっていないので
ガンガン売れている。
夜中に六本木で飲んでいて
キャバクラのアフターのサパーなんかで
飲みのシメで頼む人が多いんだろう。
これも昼間ではなく夜に
ビジネスをしているという
ズラしをうまく活用したビジネスの事例。
まとめ
出張寿司という新しいビジネスから
・家族向けの寿司屋という新しいビジネス
・たった1つの課題を解決するビジネス
・ちょっと努力の方向をズラすことの重要性
このあたりを学べたと思う。
あと、普通に美味しかったし
家に寿司屋がやってくるとか
おもしろすぎるので
ぜひ使ってみてください。