人生開発とは言葉開発。9兆円マーケターの講演会を主催2回目

キリンビール出身で600億本を売った9兆円マーケターから
すげー話をまた聞いてきたので
僕が印象に残ったことをまとめます。

特に

・商品開発とは言葉開発

この話が印象に残ったし、
長期的に繁栄するビジネスを作る上で
とても大事な考え方だと感じたので
読者の皆さんにも勉強になるのでシェアします。

 

もっというと、
商品開発だけではなく

人生開発も言葉開発だな。と。

知っている言葉、自分が使える言葉によって
自分の人生の幅も決まってくるので、
この辺りについても解説したいな。と。

 

というわけで昨日、キリン9兆円マーケター
(氷結、淡麗、キリンフリーの開発者)の
講演会を主催しました。

 

ちなみに今回で2回目。あと1回やる予定です。
1回目の開催についてはこちらの記事

 

和田さんは誰もが知るビール会社のキリンビールで
氷結、淡麗、キリンフリーやクラフトビールの
スプリングバレーブルワリーなどを開発。

 

これとか↓

これとか↓

これとか↓

コンビニに行けば絶対に置いているし
お酒を飲む人であれば誰しも知っているはず。

日本人なら誰もが飲んでいる

和田さんのすごいところは
メガヒットを連発しまくり、
業界のニュースタンダードを作りまくり。
である点。

おしゃれなチューハイである
女性でも飲める氷結を作ってチューハイは
飲みやすくて買いやすくて使いやすいという
新常識を作りました。

またアルコール完全ゼロの
ノンアルビールの新市場を作り、
涙を流すほどの感謝をお客さんにされてきたり、
世界中にノンアル飲料という概念を作った
トップオブマーケターの方です。

 

今まで和田さんが作った商品の
累計販売本数はなんと600億本!

これは日本人が1億2000万人とすると
ひとりあたり500本ずつ飲んでいる計算になる。

フツーにすごすぎじゃね?って思った。

 

日本で暮らしている限り、和田さんが作った飲料を
飲んだことがない人の方が少ないレベルで
自身が作ったものが浸透している。

 

新市場を作ること。言葉の浸透

それも、新市場を作りながら、新しい文化を作っているところが
本当にすごいなと感じている。

例えばチューハイというのは、もともとおっさんが飲むもの。
女の子は恥ずかしくて買えないし、新幹線とかで一杯やろうものなら
酒臭いにおいをプンプンさせる酒乱のための飲み物だった。

 

それを買いやすく、飲みやすく、使いやすいものにした。
この「買いやすく、飲みやすく、使いやすく」が氷結のコンセプト。

和田さんはこの商品が浸透したら
お客さんの人生がどう変わるのか?を徹底的に考える。

そしてこの商品が浸透したら
社会のどんなところで、どんな生活の変化が起きるのか?を徹底的に描く。

 

このようにして商品開発をして
氷結といえばチューハイ。
チューハイといえば氷結。

という確固たるブランドを作った。
日本にチューハイは美味しくておしゃれで飲みやすいお酒
という概念を定着させた。これは、社会にとってすさまじい功績。

女性が気軽に飲めるチューハイ文化を作った。と言っても過言ではない。

 

同じように
キリンフリーという
ビール会社であるにもかかわらず
「完全ノンアルコールのビールテイスト飲料」
も作った。

 

これは社会的に飲酒運転で悲惨な事件が起きないような
安心安全な社会を作る。という発想・思想のもと
作られた新商品だった。

それまではノンアルと言っても
ごく微量のアルコールが含まれている飲み物ばかりで
完全にアルコールゼロのドリンクってなかったんですが
和田さんは完全ゼロにこだわって作った。

 

その商品がキリンフリー。

商品開発は言葉開発。

で、ここで本題。

商品開発とは言葉開発っていう話。

 

和田さんもめちゃくちゃ本を読む。
小説、古典、詩、雑誌、新聞、テレビなど。

ジャンル問わず、一度頭の中に情報をブチ込む。

それらさまざまな業界、分野の言葉が頭の中にあるからこそ
新しい商品のコンセプトや商品名を考えるときに
これしかない。という強い言葉を作ることができる。

 

例えばフリーといえば
無料とかゼロとか、そういった言葉。

 

世界で初めての完全ノンアルコールビール作る。となって
キリンフリーという商品名にした。

 

もちろん商品名を考える中で
消えていったアイデアも山ほどあるけど
大事なのは情報を仕入れまくること。

かじりでもいいので、
自分にとっての
新しい言葉、新しい概念などを
どんどん取り入れること。

 

好きじゃないことこそ、積極的にやるべし。

で、
先ほどの情報収集のところですが
新聞とかテレビとか見るといいよ。
という話をされていて。

 

新聞とかテレビってオワコンと言われて久しいけど
逆に和田さんの話聞いて、ああ、なるほどなって思った。

 

欲しい情報や、好きな情報を手に入れるなら
YouTubeとかインターネット上のおすすめ機能を使えば
いくらでも自分の興味に合うものって出てくる。

 

でも逆に、自分が興味がないものを強制的に見せてくれるのが
テレビとか新聞とか。そういうのを見て自分の知見を広めること大事。

っていう話をされていた。

 

これはなるほど、と感じた。

っていうのも、人は自分の好きなものを持ちすぎると
逆に自分の人生の幅を狭めてしまう。というリスクを持っているから。

 

好きなものっていうのは、過去の延長でしかない。
今までの自分が知っている中での
相対的に好きなものでしかない。

 

今持っている常識や生活を変えていくために
まずはたくさんの情報に触れましょう。

 

そういう意味では
自分が嫌いな情報とか
自分が嫌いな人の話とか
全く興味がない分野に触れてみるとか
怪しい話に触れてみるとか

すごいオススメで。

 

本屋に行っても
普段自己啓発書ばっかり見ている人は
小説のコーナーに行ってください。

小説ばかり読んでいる人は
旅行雑誌とかファッション誌とか見てください。

自分が興味がないことを
積極的に取り入れると思いがけぬ
アイデアや選択肢が降ってくることがある。

これをセレンディピティという。
このことについても和田さんは言及されていて
面白いので、また別記事で話していきます。

 

僕もめちゃくちゃ怪しい
インターネットビジネスで稼げます☆みたいな
ネット広告みて

なんこれ。怪しすぎwwwwとか思いながら
インターネットビジネスの可能性に気づきましたし。

 

仮想通貨やったときも
最初は全く理解不能だったけど学んで行ったら
めちゃくちゃ面白い業界だと思って、投資してみた。

そしたら周りが僕のことを
「詐欺でも始めたんですか?w」とか言ってきました。笑

もちろんそんなことはなかったけど
新しいものに触れる、始めるってそういうことです。

 

結果、インターネットビジネスも当たり前の世界になったし
仮想通貨も市民権を得た。

どっちも人より早く行動したし
怪しいと思うからこそ突っ込んだ。みたいなところがある。

 

他人と同じことしていても、同じ成果しか出ない。
毎日朝9時〜18時まで働いて20万もらう生活がいいなら
それを他人と同じように繰り返していたらいいけど

他の人よりも時間もお金も増やしたい。って思うなら
今までの常識とは違う世界、空間に入っていって
こんな世界もあるんだ。と、まずは知ること。

そして怪しいなと思っていても飛び込むこと。

他人と同じことをしていても同じ成果しか出ないですが
他人と違うことをやれば、違う成果が当然出ます。

これも道理。

 

今思えば
怪しいって思うこと自体が
自分が知らないジャンルであるというサインでしかない。

ということだなと。

 

もちろん僕は怪しいことをしろって言ってるのであって
犯罪をしろ。と言っているわけでは断じてないです。

自分の理解を超えているもの、自分の興味を超えているものって意外とちゃんと触れると、学ぶと魅力すごいよ。

ということを言いたいのです。

 

商品開発も、人生開発も、言葉開発である。

 

だからこそ、食わず嫌いせずに
なんでもバリバリムシャムシャ
情報をむさぼっていきましょう。

 

そこから人生めちゃくちゃ開けてきますので。

 

1回目の講演会の学び

3回目の講演会の学び

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