億人の絶頂と絶望の物語:億人物語Episode4

億人物語、第4弾です。

今までのストーリーはこちら

1つ前のエピソードはこちらのマンガ

 

さて今回は起業してインターネットビジネスに出会い
その後さまざまなタイミングで億人が成長した物語から
どうすればビジネスで最強になっていけるのか?
について話していきます。

正直、余裕ゲーすぎた。

起業して成果が出だしてからの僕は
飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続けた。

・ブログで月収300万円
・1000人にコンテンツを売る
・2000人の塾のリーダー
・メール3通で1億売る(何度も)
・投資で1000倍の利益

などなど。

 

正直、やることなすこと
全てがうまくいった。

イメージしたことが
全て叶った。

運命の歯車が狂う、
あの時までは…

どうやれば圧倒的な成果が出るのか?
話していこうと思う。

 

そして起業をした中で
どういう点で僕はダメになったのか?
堕落していったのか?
仲間を失ったのか?

まで赤裸々に語っていこう。

僕の体験を追体験してもらうことで
あなたが同じ失敗を繰り返さずに済むからだ。

最初にやったのはブログ

僕が最初に選んだビジネスはブログだった。

正確には転売ビジネスを最初にやったけど
芸能人のロー○ラさんの画像を勝手に使い
一発でアカウント削除。

右も左もわかっていなかったので
次はアカウント削除の低いビジネスをやろうと思った。

それによって選んだのがブログだった。
ブログは1つのブログが消されても
他のブログが生き残るのでよかった。

それになにより、営業マンをして
うつ病で会社を辞めた人間としては
人に会わなくて起業できる。というのが最高だった。

正直、ブログだけでも月に300万とか500万くらいは稼げる。
人と話すのが苦手でも、できた。

だから当時の僕よりも人と話すのが得意だったり
苦手意識がない人であれば、なおさらだ。

ブログで学んだことは
・トレンドの威力
・ビジネスは集客→教育→販売である
ということ。

トレンドを掴むと、
ビジネスは一気に跳ねる。
新規参入がしやすいためだ。

 

でも一方で長期的に稼ぐことはできない。
短期的に稼ぐくらいならトレンドを使えばいい。

今だとインスタとかTikTokとか。
長期的に稼ぎたいのであれば
もっとちゃんと自動で儲かる構造を作るべき。

僕がどちらかだけ選ぶのであれば
自動で儲かる構造を作る。

短期利益も大事だけど
ビジネスは1日で終わるようなものではない。

長期的にやるものなので
収入の流れを作る構造があることが大事。

じゃないといつまでも労働が必要な
労働集約型の働き方になる。

 

だから僕はトレンドを追うことを
あえて捨てた。

そのほうが王道のビジネスを
組み立てることができるからだ。

次の壁にブチ当たった

情報発信は金になる。
このことを確信した僕だが
ある悩みを抱えていた。

それはいつまで経っても
労働集約型である。ということ。

これには本当に困った。

働けば働くほど、
やればやるほど忙しくなった。

なんだ?これは?という
不思議な感覚だった。

この状態は
ブログが増えすぎたことで
管理コストが上がってしまったことによる。

 

例えば、子育てで考えると
一人育児するのと10人育児するのでは
全く大変さは違ってくる。

1人と2人でも全然違う。
1人だとその子が寝たら、
親に自由な時間ができる。

でも、2人いると、1人目が寝た後に、
2人目が泣いてしまったり。よくあることだ。

すると1人目も起きて泣き出す。
こういった予期せぬ苦労が増える。

これも管理コストと言えば管理コスト。
子供が増えるたびに、とくに小さい頃は管理コストが増大する。

徐々に子供が大人になっていくと管理コストよりも
子供が親を手伝ってくれたりする。(この記事のように)

 

ブログも一緒でリスクヘッジのために
10ブログも20ブログもやっていると
メンテナンスにめちゃくちゃ時間がかかるようになった。

扱っていたジャンルは、芸能、ドラマ、ゴシップ、
ゲーム、マンガ、アプリ、ビジネス、投資などさまざま。

 

基本的にブログというのは
労働集約型のビジネスだ。

あるブログで上位表示がしなくなる。
原因を探す。他のブログが強くなってきたからだ。

ってなると、記事の文字数を増やしたりとか
SEO対策用のキーワードを増やしたりとか
さまざまなメンテナンスが必要になる。

これがブログ複数運営における
管理コストの増大だ。

 

メンテナンスに時間がかかるから
新しい記事が増えない。新しいサイトが増やせない。

それ以上収入はどうやっても増やせなくなった。

 

そこで僕がやったのが2つ。

・運営するブログの選択と集中
・メルマガのスタート

だ。

まず運営するブログを1つにした。

他のブログは放置。
それぞれその後も半年〜1年くらいは稼いでくれた。

 

1つにしたことで、情報のクオリティが上がったのと
そのサイトの中でどうやって稼ぐか?を
めちゃくちゃ真剣に考えた。

今まではとにかくリスクヘッジすることばかり考えていた。
そもそもブログやり始めたのがリスクヘッジが目的だったので
結果的に、リスクヘッジに囚われてしまっていた。

正しいリスクについてはこっちの記事で書いたけど
ちゃんとリスクコントロールできているか?ということ。

アカウント削除のリスクヘッジしすぎることばかり考えて
管理コストが増大した。

もはや僕のリスクコントロールを超えていた。
だから運営するブログを削った。

大事なのは最初はこのようにカオス状態になるまで
振り切ってやってみる。いきなりミニマルスタートしなくていい。
(ミニマリスト的思考だと思考と行動の幅が狭まる危険性がある。詳しくはこちら

無駄だったことを全力でやったからこそ
僕は1ブログに集中する意味がわかったし
そこでどうやってリスクヘッジするかも知った。

 

そのリスクヘッジというのが
メルマガやラインをやることだ。

つまり自分の顧客台帳を持つということ。
現代風にいうと、顧客リストを獲得するということ。

 

これをするようになったのが
さらにビジネスを爆発的に成長させてくれた。

 

まず良かったこと1つ目。

メルマガがあれば
別にサイトがバンされても関係ない。

メールを送れる状態になっているので
いくらでも復活することができた。

 

もう1つの良かったこと。

売上が増えた。

メルマガでセールスをできたからだ。
メルマガでは毎日決めた時間にメールが送れる。

その結果、こちらからお客さんに
役に立つ情報を届けられる。

それによって信頼関係が簡単に構築できる。
信頼関係があるから、ものを売るときに売れる。

この人の言うものなら、良いものだろう。
という心理が働き、簡単に売れた。

メール3通で1億分のものを売ったり。

使っている時間は10分の1になって
少なく見積もっても、利益は10倍になった。

100倍の生産性になった。

 

ここで僕は本当の意味で
労働にまみれた人生から価値提供の世界へ移動した。

それまではいかに長時間働くか?
いかに安いものを大量に売るか?という
長時間労働ばかり考えていたのに
秒速で人生を変える手段があることを学んだ。

最終的には投資で資産を増やす

そして最終的には投資で資産を増やした。

何人ものメンターに出会い、
塾やコンサルを受けまくった。

 

知識に投資をする。
事業で儲ける。
知識に投資をする。
事業で儲ける。
知識に投資をする。
事業で儲ける。
知識に投資をする。
事業で儲ける。
知識に投資をする。
事業で儲ける。

10回くらい繰り返して
ようやくお金が余るようになってきた。

そのお金を投資することにした。
5年〜10年寝かすつもりで。

無くなっても良いお金ができたときに投資はするものだ。

 

ここで話した人にお金を貸す感覚に似ている。
株式市場をとおして経営者に金を貸すのと一緒だから。

俺の金使って事業がんばってね。うまくいったらお金増やして返してね。

っていうのを誰でも簡単にできるようにしたのが株式市場だから。

 

まずは自分の労働にレバレッジをかける方法として情報発信やマーケティングを学んでいく。

その上で、メルマガやラインなどのリストマーケティングやブランディング、セールスなどを学んでいく。

そしてそれらをコンテンツにして、自動化して販売していく。

それだけで無限に富を埋めるようになる。

 

天上天下唯我独尊

で、ここまできたら、何をしてもうまくいった。
あらゆる手がけたビジネス、投資でひたすら利益が出た。
若かった。全能感に支配された。

そして、遊びまくった。
毎日キャバクラに行き、アフターからラーメン食って
オリスパでマッサージを明け方に受けて、帰って寝る。

服装はハイブランドばかり。
キラキラのスタッズが好きだったので
ジミーチュウとか多めだった。

ダーツ、ビリヤード、釣り、マカオでのギャンブル、
フィリピンやタイ、ヨーロッパへの旅行、
日本中を旅したり、故郷の大阪のクラブで遊びまくったり。
友達がバーを始めたので開店祝いで100万使ったり。

本当に何もしなくても
毎週400万もの金が勝手に口座に振り込まれた。
使っても使っても増えていく手元の金を見て
それ以上ビジネスはいいや。となった。

調子に乗った。ハメも外した。

 

億人さん、すごい。
ビジネスもできるし、カッコいいですね。
みたいに女の子に褒められるようになった。
(非モテバカ経営者の勘違い。ただのキャバ嬢の営業)

そのうち見栄を張るようになった。
キャバクラでは当たり前のように
シャンパンを入れるようになった。

 

どんどん金を使った。
仲間が金を貸してくれ。と言ったら
かっこいい自分であるために金を貸した。

最初は1万とか2万とかだった。
でも気づいたら、どんどんその金額は大きくなった。

その頃は僕が金を貸さないとその人の事業は
立ち行かなくなっていたし、貸すしかなかった。

最終的には多大な金額を貸した。

 

この辺りから雲行きが怪しくなった。

仲間がいなくなり、絶望

そのうち、仲間とやっていたビジネスが
うまくいかなくなってくる。

そして、ケンカ別れみたいになった。
こちらとしては仲良くしたかったが
金策に苦しくなったタイミングで
僕に対しての当たりが非常に厳しくなってきた。

ある時にミーティングをした。
その中で

「テメエが俺に金を貸すんじゃなくて、使ってください。(あげます)と言うべきだろ」

と恫喝されたり。
涙を流しながら、謝った。理不尽以外の何者でもなかった。

 

泣いたのは怖かったからじゃない。
悔しかったからだ。

この人とは今までのような関係には、2度と戻れない。
そのことを直感してしまったのが心の底から悲しかったのだ。

何が悲しいって、金が返ってこないことじゃない。

仲間が金に負けてしまったこと。
金のダークサイドに落ちてしまったこと。
それを救うことができなかったこと。
それが本当に悲しかった。

仲間である僕との関係よりも
金をとったことに悲しみを覚えた。

 

それも1人ではなく、その後も続いた。

何人も何人も、仲良くしていた人全てに
ことごとく裏切られつづけた。

この時の絶望たるや、筆舌に尽くしがたい。

元はと言えば、金を貸した自分が悪い。
それはわかっている。

貸す相手を間違った自分が悪いのも
わかっている。

 

それでも、だ。
悲しかった。虚しかった。
これまでの時間は、仲間として過ごした時間は
なんだったんだ。と思った。

まるで自分がそこらへんのポッ出ては消えていく
普通の起業家のように思えてしまった。
何も考えられなくなり、もう人生どうにでもなれ。と思った。

 

1つだけ確かなのは、僕は起業して
事業がうまくいくようになってから一度も
金で困ったことはないし、
金が原因で仲間にケチをつけたことはない。

一度も、だ。

 

それは誓える。
というのも、この記事で書いているように
僕は父と10歳から働いてきた。

父は借金が嫌いだったし
金で揉めることを何よりも嫌っていた。

父は自己資本だけでラーメン屋を開業したし
それまでに10年以上お金を貯めていた人だったから。

だから僕もその教えを受け継いできた。
金は借りたこともあるけど、それらはいずれも
借りてすぐに稼いで、全て返済してきた。

親に対しても子供の頃に育ててもらった
養育費や食費以上は稼いでもらったから
一生分の恩返しは済んでいる。

僕は金の貸し借りで
他人に迷惑をかけたことはない。

 

一番後悔したのは
仲間を自分と同じレベルまで
引き上げれていなかったこと。

その頃は億人のように
コンテンツとして自分がやっている事業のことやビジネスのことを
再現性高く他の人に教えるという活動はしていなかった。

とにかく自分が楽して儲ければいいや。しか考えていなかった。

仲間の長期的な繁栄までは考えることができていなかった。

でも、それだと仲間との関係は崩壊してしまった。

 

決して自分だけが良ければ良い。という発想で
ビジネスをしていたのではない。

一緒に稼いで楽しんで、最高だった。
思考がそこで止まっていた。
それが僕の当時の限界だった。

結果的に、
別れる寸前のカップルが
さまざまなすれ違いを積み重ねていった結果
もう2度と修復できない傷を持っているように
さまざまな選択ミスの積み重ねで、
仲間を失ってしまったのだ。

 

もしあの時に戻れるのなら

そういう失敗があり、
僕はビジネスに対しての虚無感を持ってしまった。

もう、こんな悲しい別れが増えるだけなら
ビジネスなんか、やめてしまおう。そう思った。

今考えると、もっとちゃんと
ビジネスについて教えるコンテンツを作っていれば良かった。

仲間を本当の意味で時間とお金から自由にするための
情報を伝えていくべきだった。

酒の場のかりそめの楽しさや
なんとなくうまくいっているだろう。という見立てで
接していたのが間違っていた。

 

それが今、億人の活動の原動力にもなっている。

人は情報と触れることで、変わる。

ある情報に触れることや
ある出会いによって

人は何年も悩んでいたことに
一瞬で解決できることがある。

 

それくらい、情報や人との出会いっていうのは
圧倒的にすごい威力を持っている。

僕はそれを体感してきたし
実際にそういう情報はあるし、伝えられる。

そういう思いでブログや、YouTube、
有料教材やコンサルなどをしている。

 

僕自身も、人に金を貸しまくっていて
それが返ってこなくても、まだビジネスができていたり、
その後に年収3億になったのとかは
全部情報があったからだ。

彼らとは同じような商品を扱っていた。

でも、ビジネスの構造は全く違った。
僕には過去にネット上に積み上げた構造があった。

ブログがあった。メルマガがあった。
だからすぐに復活もできた。

紙一重の違いだけど
僕には1の努力を100にも1000にもする
知識と構造があった。

だから何度でも復活してきた。

今後も仮になにがあっても
何度でも復活するに決まっている。

誰も僕から僕の経験と知識を、奪うことはできないからだ。

そして
僕が億人としてメルマガやLINE、Twitterやブログ、YouTubeで築き上げている信頼も、誰も奪うことはできないからだ。

 

話を戻そう。

このようなことがあって、僕は
ビジネスの第一線から身を引いた。

その後はそれまでに蓄えたお金を使いながら
日々ゲームをして過ごす3年もの日々。

大好きなゲームをしていたからと言って
決してリア充していたわけではない。

自分のエネルギーの矛先をどこに向けて良いのか
分からなくなってしまったから
しょうがなくやっていたのだ。

僕は世の中との関わりを断絶した。
その3年間は薄暗く、もやもやした日々だった。

それについてはまた
次の記事で話をしていくとしよう。

 

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